こんにちは
3月4日(日)に行われた
今年度最後のやさしいねぶた学の様子を
お伝えしたいなと思います
今回の講師は青森陸上自衛隊ねぶた協賛会のねぶたを
制作されている有賀義弘さん(右)と第5普通科連隊広報班長の藤田さん(左)です
はじめまして~
やさしいねぶた学は今回で47回目自衛隊ねぶたについて
講演が行われるのは実ははじめてなんですよ~(わくわく)
おもしろいお話がたくさん聞けましたので、ご紹介しますね~
まずは自己紹介
有賀義弘さんがねぶた制作に関わったのは平成2年から、
当時自衛隊ねぶたを制作されていた木村富美男さんに師事していました
ねぶた師としてデビューされたのは平成17年からなんですよね
本人は「ねぶた師ではなく、みんなの代表として制作している」という
気持ちでいるそうです。
ここで自衛隊ねぶたについて紹介
青森ねぶた祭へ参加したのは昭和35年から
「自衛隊の真の姿を正しく地域住民に理解させるとともに、
郷土との一体感を確立する」という目的があります。
当初は部外のねぶた師に制作を依頼していたそうで、
織田竹容氏、鹿内一生氏、一戸泰英氏、
千葉伸二氏(作龍氏)、佐藤伝蔵氏と
いったすごい制作者の方たちの名前があがりました
(知らなかった~)
「隊員によるねぶた制作」をモットーに、昭和47年から隊員3名が
佐藤伝蔵氏に師事しました。
そして昭和52年から現在に至るまで、5連隊の制作班長が制作を
担当するようになりました。
そして今回のやさしいねぶた学のテーマ
「展示ねぶたを語る」ということでワ・ラッセ館内に展示されている
「鹿島神と要石」について解説していただきました。
2017年のテーマは「大願成就」でした
師団設立55周年の節目であること、第9師団の更なる発展と
UNMISS派遣隊の任務完遂、無事帰還することを願う隊員と
家族の思いがテーマであり、それに合わせて制作班長である
有賀さんがねぶたの題材を選定するそうです。
制作する上では、毎年新しい人が手伝いに来ます。
素人が約30人集まって作るそうです。
そのため、構図を考えるときに素人でも作れるような、作りやすい
造形にしているとのこと。
有賀さんのコメント
「各パーツは隊員に任せて、よほど間違ったことをしていなければ、
そのまま使うようにしています。そうでもしなければ、今の若い人は
変な自信というか根拠のない自信があったりして、頭ごなしに
“ここが違う”と言っても、自分が納得しないと動いてくれない、
いかに興味を持って作ってもらうかということを頭に入れて作っています。」
「できない人に“これをやって”というのは無理な話なので、最初から
できないものだと思ってやっている。見るお客さんがどう思うかということと、
あとは下手でもいいから丁寧に作りなさいと言っています。」
制作班長として他の隊員を気遣いながら制作に取り組む有賀さんに感動しました
ここでワ・ラッセに展示のため、昨年搬入時のお話も少し・・・
昨年8月8日、この日は強風で、ねぶたを小屋からワ・ラッセへ運ぶ際に
なんと二回もぶつけってしまったようです
(修復中の有賀さん)
あの時は大変だったという有賀さんのお話も聞けましたね
まだまだたくさんお話が聞けましたが、今回の内容は
後日青森ケーブルテレビさんで放送される他、
YouTubeでも公開する予定となっています
YouTubeの動画はワ・ラッセHPからもリンクできるようにするので、
動画ができあがるまでしばらくお待ちください
次回のやさしいねぶた学は2018年秋を予定しています
次はどんな講演になるか、お楽しみに~
ササキングのレポート