更新が遅くなってしまいました
こんにちは
ササキングでございます
先日11月5日(日)、
今年度第1回目となる「やさしいねぶた学」が行われました
やさしいねぶた学はねぶた祭に関わる方を講師にお招きし、
講演していただく企画となっております
今年も「展示ねぶたを語る」というテーマで、
現在ワ・ラッセに展示されている大型ねぶたの制作者に
制作のエピソード等を語っていただきます
第1回目のゲストは・・・
ねぶた師 北村春一さんです
以前「ねぶた師いとこ対談(動画はこちら)」で北村麻子さんと一緒に
ご参加していただきましたが、単独での講演は初めてとなります
少し緊張気味の先生
初めて進行役を務めた私もとっても緊張してました(笑)
さて、今年制作された大型ねぶた「妖術師 滝夜叉姫」に
ついていろいろと質問したところ、とっても面白いお話が聞けました。
今回この題材にしたのは以前から「ドクロ」を作ってみたいと
思っていたからだそうです
以下は北村春一さんのコメント
「歌川国芳の有名な錦絵に滝夜叉姫とドクロがある。まさにその場面です。
今後作ってみたいのは・・・以外に動物系は作ったことがない、
龍とかやってみたいですね、誰もやったことのないような龍を・・・」
作ってみたいと思ったものはドンドン作ってみたいと言っていましたね~
また、北村春一さんのねぶたへの思いの部分も聞けました
「(ねぶた制作期間中)見学会を開いてたくさんの人が訪れているが、
人がたくさん入るということは(ひょんなことから壊れたりする)リスクが
あると思うが、見学会をどのようにお考えですか?」
というような質問がありました。
以下は北村春一さんのコメント
「昔は学校でよく金魚ねぶたが作られていた。でも今の学校はその機会が
全くないですよね。実は金魚ねぶたというのはねぶたの技法が全て凝縮されています。
そういう意味でも、もっとねぶたに親しんでもらいたくて見学会とかを開いている。
もちろん壊れたりとかのリスクはありますけど、そんな大きく壊れるものでもないですよ。」
ねぶたがもっと身近なものに感じてもらえるようにする、
その心意気に感動しました
実際に展示されているねぶたの前でも解説していただきました
ドクロが光っているように見えますが、色合い等は昼光色の
蛍光灯を使って工夫されているそうです。迫力ありますよね~
また、よーく見ると滝夜叉姫にまつげが書かれています
ねぶたにまつげが付いているというのも珍しい感じではありますが、
妖艶な滝夜叉姫の雰囲気を出すのにもいろいろ工夫されているようです。
また、滝夜叉姫が持つ巻物の文字は「平安仮名」というそうです。
パソコンで文字を変換できるのがあるそうで、それを参考に
自身で書かれたそうです
講演の一部をご紹介させていただきましたが、
今回の講演の様子は青森ケーブルテレビさんにご協力いただき、
近日放送される予定になっています。
(放送日等は青森ケーブルテレビさんのHPをチェック)
放送後はYouTubeにもUPする予定になっていましたので
ぜひご覧いただければと思います
次回のやさしいねぶた学は12月3日(日)13:45スタート
講師はねぶた師の北村麻子さんです。(もちろん入場無料)
同じくワ・ラッセ館内に展示されているねぶた「紅葉狩」について
解説していただきます。
お楽しみに
ササキングのレポート