映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

映画「コロンバス」

2021-03-21 19:12:54 | 映画(洋画:2019年以降主演男性)
映画「コロンバス」は2017年のアメリカ映画

久々のDVDレンタル屋で漁っているうちに見つけた作品。日本公開は2020年3月だったようで、コロナ禍まったく気づかなかった。モダニズム建築が多く建てられているコロンバスが舞台という紹介で、みてみたい気になる。そもそもコロンバスという街のことは正直知らなかった。インディアナ州にある人口4万人ほどの小さな街だ。この位置だと、たぶん一生行くことはないだろう。


期待通りで、映像に映るコロンバスの街にある建築作品はどれもこれも素晴らしい。メガホンをとったコゴナダも建築が好きなんだろう。ガラスが全面に貼られているモダニズム建築のだけでなく、レンガ貼りのアメリカっぽい建物もいい感じだ。いい建物をピックアップしている。


建築の専門家でもアメリカのど真ん中にあるコロンバスには行ったことある人は少ないだろう。ニューヨークで名建築巡りをしたり、シカゴでFLライトの建物が数多く建つオークパークに行ったことはあるが、それらに比較しても劣らない。

First Christian ChurchとNorth Christian Churchの両方の教会は何度も映像に映るが素晴らしい。目の保養になった。


建築学者の父が倒れたという報を受け、韓国に移住していた息子のジン(ジョン・チョー)はアメリカインディア州の小さな街コロンバスを訪れる。父との確執もありこの街に留まることを厭うジンが出会ったのは、夢を諦め母の看病を理由にこの街に留まる図書館員のケイシー(ヘイリー・ル・リチャードソン)。
どこまでも対照的な二人の運命が交錯し、建築を巡り、語ることで、それぞれの新しい人生に向かって歩き出す…。

ストーリーは正直何が何だかよく分からない。地元の図書館員であるケイシーはいかにもハリウッド女優というような派手さは皆無で、庶民的な感じが好感持てる。もともと近い存在だったボーイフレンドがいたにもかかわらず、ふとしたことで知り合ったコリア系のジンに惹かれて一気に近づいていく。


母親の看病で地元を出られないケイシーは建物巡りのガイドも志す。有名建築家の息子だというジンを引き連れて建物を巡っていく。父親が名建築家という素性に反発する人生を送ってきたというジン自体はそんなに建築は好きではない。しかも、性格もわるい。個人的にはこういう奴は付き合いたくないタイプの男だ。


それでも素敵な建物やインテリアを目の前にして2人が自分の好き嫌いをお互い語り合うのがいい感じだ。気の利いたカフェでBGM的な感じで映像を流すんであればいいんじゃないかな。

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