
二次大戦以前ユダヤ人が最も多かったポーランドを舞台にしたユダヤ人ピアニストの物語。ナチスによるユダヤ迫害の強烈な惨劇が描かれる。その中でピアニストが助けられる話。
古代より行き場を失い世界中をさまようユダヤ人にとって、ポーランドは居心地のよい場所であった。第一次大戦では戦勝国であったポーランドは、逆にユダヤが多いこともあり、ドイツの格好のターゲットとなる。そこにいるピアニストエイドリアンブロディは、1939年のポーランド侵攻以降ひたすら身を隠す生活を続ける。ほとんどのユダヤ人が強制収容所に連れ去られる中、運良く生き残った彼だが、廃墟の片隅でパトロール中のドイツ兵に会ってしまう。。。。
こういう映画が賞をもらいやすいのかもしれない。見ている方はいやな感じである。「シンドラーのリスト」もいやらしかったが、ここでもユダヤ人が虫けらのように殺される。
世界史上屈指のすばらしい経済政策をおこなったヒトラーがああいう狂気の世界になぜ陥るのか?彼の政治能力が高いだけに惜しまれる。
ただ、ピアニストがドイツ軍士官と出会うシーンだけが、安らぎのようなところだ。あのシーンのショパン「バラード」は非常に印象に残る。何度も聴いた曲だが、エイドリアン自ら弾くたどたどしく始まるスタートを経て、(多分プロのピアニストであろう)すばらしい速弾きの場面だけはドッキリする。
>見ている方はいやな感じである。
予告編とのギャップが酷く、本作を観てがっかりしました。
監督の感性の違いを非常に感じました。
廃墟にたたずむ主人公のシーンしか印象に残りませんでした。
私もerabuもあまり相性のいい映画じゃなかったようですね。またいろいろと教えてください。