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映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

戦場のピアニスト  エイドリアン・ブロディ

2009-06-07 20:30:33 | 映画(洋画 99年以前)

二次大戦以前ユダヤ人が最も多かったポーランドを舞台にしたユダヤ人ピアニストの物語。ナチスによるユダヤ迫害の強烈な惨劇が描かれる。その中でピアニストが助けられる話。

古代より行き場を失い世界中をさまようユダヤ人にとって、ポーランドは居心地のよい場所であった。第一次大戦では戦勝国であったポーランドは、逆にユダヤが多いこともあり、ドイツの格好のターゲットとなる。そこにいるピアニストエイドリアンブロディは、1939年のポーランド侵攻以降ひたすら身を隠す生活を続ける。ほとんどのユダヤ人が強制収容所に連れ去られる中、運良く生き残った彼だが、廃墟の片隅でパトロール中のドイツ兵に会ってしまう。。。。
こういう映画が賞をもらいやすいのかもしれない。見ている方はいやな感じである。「シンドラーのリスト」もいやらしかったが、ここでもユダヤ人が虫けらのように殺される。
世界史上屈指のすばらしい経済政策をおこなったヒトラーがああいう狂気の世界になぜ陥るのか?彼の政治能力が高いだけに惜しまれる。

ただ、ピアニストがドイツ軍士官と出会うシーンだけが、安らぎのようなところだ。あのシーンのショパン「バラード」は非常に印象に残る。何度も聴いた曲だが、エイドリアン自ら弾くたどたどしく始まるスタートを経て、(多分プロのピアニストであろう)すばらしい速弾きの場面だけはドッキリする。


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (erabu)
2009-06-09 14:26:16
wangchaiさん、コメントありがとうございます。

>見ている方はいやな感じである。
予告編とのギャップが酷く、本作を観てがっかりしました。
監督の感性の違いを非常に感じました。

廃墟にたたずむ主人公のシーンしか印象に残りませんでした。
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Unknown (wangchai)
2009-06-09 20:34:00
erabuさんコメントありがとう!

私もerabuもあまり相性のいい映画じゃなかったようですね。またいろいろと教えてください。
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