映画「砂上の法廷」を映画館で見てきました。

キアヌリーヴスの新作法廷映画は予測不能のどんでん返しの展開だという。気になって見に行ってしまう。父親殺しの嫌疑をかけられた息子の弁護を引き受けたキアヌリーヴス演じる弁護士が不利な状況から無罪を目指すという展開だ。それだけであれば、どうってことない。どのようにラストに進むかと思ったら、さすがに前評判通り意外な展開に進み、確かに自分も騙されていた。
「評決」「フィラデルフィア」「情婦」という法廷ものの名作ほど映画としての深みはないけど、娯楽としては十分楽しめる作品になっている。最低限の事前知識だけで見た方が楽しめるかもしれない。
アメリカの南部。大邸宅に住む大物の弁護士ブーン・ラシターが殺害される。逮捕された容疑者は、ブーンの息子で17歳のマイク(ガブリエル・バッソ)。拘留されたマイクは、何も喋らない。マイクは、父親と同じ法律家を目指していて、法律にも詳しい。ラシターの妻ロレッタ(レニー・ゼルウィガー)は、家族ぐるみでつきあいのある敏腕の弁護士ラムゼイ(キアヌ・リーヴス)に、息子の弁護を依頼する。

法廷でも、マイクは発言しない。検察側の証人たちは、マイクに不利な証言をする。ラムゼイの許に、ジャネル(ググ・ンバータ=ロー)という黒人女性弁護士がヘルプとして手伝う。

ジャネルには、証人の偽証を見破る才能があった。ジャネルは検察側の証人たちの偽証を見破っていく。マイクに不利な状況が変化し始めた頃、マイクが衝撃的な発言をして、法廷でのやりとりが大きく変わるのであるが。。。(作品情報より)
主人が大変なことになっていると被害者の妻が警察を呼び、婦人警官が豪邸の中をゆくと夫がナイフで刺されていて死んでいる。

その横には少年がいる。いかにも自分がやったと思わせるような発言をしている。
この豪邸だけを見ると、被害者は実業家のようだが、弁護士だ。その後、この被害者が家族や周辺に横暴な振舞いをしていた映像が次から次へと映しだされる。なんじゃいな??要は被害者が妻や息子を虐待していたことへの反発で殺してしまったということなのか。しかし、単なる殺人だと思わせるような証拠しかない。被疑者の少年は何も話さない。キアヌリーヴス演じる弁護士は不利な状況だ。そこに若い女性弁護士がきて少しづつ挽回していくという展開だ。
1.法廷もの映画
和解の申し立てを断り、不利な裁判に挑んだのは「評決」のポールニューマン演じる弁護士である。相手は有名法律事務所でポールニューマンは酒びたりの小者弁護士にすぎない。少しづつ逆転への道筋をつけて最後逆転に持ち込むというのは法廷映画の定石のようなものだ。
そこでいったん終了をむかえた後にどんでん返しをつくるのが、ビリー・ワイルダー監督の傑作中の傑作アガサクリスティ原作の「情婦(検察側の証人)」だろう。最初この映画を見た時の衝撃はすさまじかった。チャールズ・ロートン演じる老練な弁護士の演技もユニークだけど、出来過ぎと思える結末には驚いた。まさに検察側の証人マレーネ・ディートリッヒの大戦後における最高の演技だろう。ネタバレ気味だが、どちらかというと、この映画は「情婦」に近い衝撃を与える映画といえる。

比較的単純な展開で判決の先行きも読める。でもそんな読める展開では終わらないんだろうなと、どうけりをつけるのか考えているとあと10分だ。そこで異変が起きる。これだけは言えないなあ。
2.レニーゼルウィガー
被害者の妻役の中年女がいい感じだ。軽く肌を見せて色っぽい。この話の重要なカギを握る。終わってエンディングロールでクレジットを見るとレニーゼルウィガーじゃないか。いやー本当に気付かなかった。彼女の映画はかなり見ているんだけどね。そういえば最近見ないと思って作品情報を見ると何と6年ぶりの登場だ。軽いしわがあって中年女らしいけど、比較的スリムでブリジットジョーンズとは違う。でも今の彼女が魅力的に見えるのは自分も年をとったということか

3.キアヌリーヴス
キアヌリーヴスが出ているせいか女性客が多い。彼の作品って割と相性が合うことが多い。前作「ジョンウィック」もよかった。ここでは割と普通、でもこの役柄はそんな感じでいいんじゃないかな。最初裁判で不利な状況な時に、モハメド・アリの話をする。1974年連戦連勝のジョージフォアマンと対戦したアリが絶対的不利を克服して、相手がパンチを打ち疲れたところを逆転した話にたとえ、まずは相手側にやるだけやらせてから逆転を狙うと言っていた場面が印象的だ。
(参考作品)

キアヌリーヴスの新作法廷映画は予測不能のどんでん返しの展開だという。気になって見に行ってしまう。父親殺しの嫌疑をかけられた息子の弁護を引き受けたキアヌリーヴス演じる弁護士が不利な状況から無罪を目指すという展開だ。それだけであれば、どうってことない。どのようにラストに進むかと思ったら、さすがに前評判通り意外な展開に進み、確かに自分も騙されていた。
「評決」「フィラデルフィア」「情婦」という法廷ものの名作ほど映画としての深みはないけど、娯楽としては十分楽しめる作品になっている。最低限の事前知識だけで見た方が楽しめるかもしれない。
アメリカの南部。大邸宅に住む大物の弁護士ブーン・ラシターが殺害される。逮捕された容疑者は、ブーンの息子で17歳のマイク(ガブリエル・バッソ)。拘留されたマイクは、何も喋らない。マイクは、父親と同じ法律家を目指していて、法律にも詳しい。ラシターの妻ロレッタ(レニー・ゼルウィガー)は、家族ぐるみでつきあいのある敏腕の弁護士ラムゼイ(キアヌ・リーヴス)に、息子の弁護を依頼する。

法廷でも、マイクは発言しない。検察側の証人たちは、マイクに不利な証言をする。ラムゼイの許に、ジャネル(ググ・ンバータ=ロー)という黒人女性弁護士がヘルプとして手伝う。

ジャネルには、証人の偽証を見破る才能があった。ジャネルは検察側の証人たちの偽証を見破っていく。マイクに不利な状況が変化し始めた頃、マイクが衝撃的な発言をして、法廷でのやりとりが大きく変わるのであるが。。。(作品情報より)
主人が大変なことになっていると被害者の妻が警察を呼び、婦人警官が豪邸の中をゆくと夫がナイフで刺されていて死んでいる。

その横には少年がいる。いかにも自分がやったと思わせるような発言をしている。
この豪邸だけを見ると、被害者は実業家のようだが、弁護士だ。その後、この被害者が家族や周辺に横暴な振舞いをしていた映像が次から次へと映しだされる。なんじゃいな??要は被害者が妻や息子を虐待していたことへの反発で殺してしまったということなのか。しかし、単なる殺人だと思わせるような証拠しかない。被疑者の少年は何も話さない。キアヌリーヴス演じる弁護士は不利な状況だ。そこに若い女性弁護士がきて少しづつ挽回していくという展開だ。
1.法廷もの映画
和解の申し立てを断り、不利な裁判に挑んだのは「評決」のポールニューマン演じる弁護士である。相手は有名法律事務所でポールニューマンは酒びたりの小者弁護士にすぎない。少しづつ逆転への道筋をつけて最後逆転に持ち込むというのは法廷映画の定石のようなものだ。
そこでいったん終了をむかえた後にどんでん返しをつくるのが、ビリー・ワイルダー監督の傑作中の傑作アガサクリスティ原作の「情婦(検察側の証人)」だろう。最初この映画を見た時の衝撃はすさまじかった。チャールズ・ロートン演じる老練な弁護士の演技もユニークだけど、出来過ぎと思える結末には驚いた。まさに検察側の証人マレーネ・ディートリッヒの大戦後における最高の演技だろう。ネタバレ気味だが、どちらかというと、この映画は「情婦」に近い衝撃を与える映画といえる。

比較的単純な展開で判決の先行きも読める。でもそんな読める展開では終わらないんだろうなと、どうけりをつけるのか考えているとあと10分だ。そこで異変が起きる。これだけは言えないなあ。
2.レニーゼルウィガー
被害者の妻役の中年女がいい感じだ。軽く肌を見せて色っぽい。この話の重要なカギを握る。終わってエンディングロールでクレジットを見るとレニーゼルウィガーじゃないか。いやー本当に気付かなかった。彼女の映画はかなり見ているんだけどね。そういえば最近見ないと思って作品情報を見ると何と6年ぶりの登場だ。軽いしわがあって中年女らしいけど、比較的スリムでブリジットジョーンズとは違う。でも今の彼女が魅力的に見えるのは自分も年をとったということか

3.キアヌリーヴス
キアヌリーヴスが出ているせいか女性客が多い。彼の作品って割と相性が合うことが多い。前作「ジョンウィック」もよかった。ここでは割と普通、でもこの役柄はそんな感じでいいんじゃないかな。最初裁判で不利な状況な時に、モハメド・アリの話をする。1974年連戦連勝のジョージフォアマンと対戦したアリが絶対的不利を克服して、相手がパンチを打ち疲れたところを逆転した話にたとえ、まずは相手側にやるだけやらせてから逆転を狙うと言っていた場面が印象的だ。
(参考作品)
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