気ままにフィギュアスケート!

男子シングルが好きです。

Step!Step!Step!(感想追記)

2009-07-22 10:17:09 | 高橋大輔その他
今日の日経に待望の大ちゃん記事が載っていましたよ~。もう帰国後かと思っていたので、見つけた瞬間、「キャ~!」と叫んでしまいました。(ギャ~!だったかも。汗)
写真も素敵です。日経を取ってらっしゃらない皆様、コンビニやキオスクへ走ってくださいね。
記事を読んだ感想はまた後で書きます。

感想の前に・・・
皆さん今日の皆既日食はご覧になりましたか?私は娘と庭で観察会をしていましたが、中部地方ですから三日月形の太陽が見えただけでした。これでも十分貴重な体験でしたが。しかも専用の日食グラスがないので、曇り空の下、本当はやってはいけない各種方法を試していました。(汗)
テレビ中継の日食は美しかったですね。天文ファンでもないくせに、娘は見に行きたかったとわめいていました。また26年後にあるそうですから、自分でお金を貯めて見に行ってくれと言っておきました。(笑)

日経の記事は、大ちゃんの状態や気持ちが見事に出ていたので、ここまで大ちゃんは素直に語ったんだって思いました。真央ちゃんの記事もそうでしたが、選手の内面奥深くまで取材できてしまう原真子記者、すごいです。
そして毎回リハビリ中のことを知る度に思うのですが、ここまで辛くひどい状態だったんだって、胸がつまります。

>「病気か?と思うほど、気持ちが浮き沈みした」
>2月下旬から約2週間、リハビリに現れなかった。

大ちゃんって、トップアスリートだけどただ強いだけじゃなくて、けっこう普通の人と同じような弱さも持っているんですよね。
トップアスリートの精神力を持ってしても、こんな状態になるほどリハビリが過酷だったと解釈することもできるし、そうするべきだろうけれど・・・。
でもやっぱり、彼はただ強いだけのスーパースターじゃなくて、繊細な柔らかく傷付きやすい心を持った一見普通の青年だという気がします。
ただ、その状態に負けてしまわず、必ず這い上がってくるところが、常人とは違う彼の真の強さなのでしょう。

本当に辛いとき、不安でたまらないとき、渦中にいる本人はこの状態からいつか抜け出せる日が来ることさえ信じられない気持ちになることがある。
誰よりも辛く不安だったのが本人だったのはもちろんのこと、もしかしたら彼の強さを一番信じられなかったのも、彼自身だったのかもしれない。

でもファンの私はお気楽で、彼の復活、彼の精神力の強さを疑ったことは一度もなかった。大ちゃんが好きでファンだから、そう信じようとしていたわけじゃなく、彼の底力みたいなものをいつも感じていたから、当たり前のこととして信じていたのです。
彼を信じている気持ちは、本人よりもファンのほうが大きいのかもしれない。辛い思いをして努力し続けなければならない大ちゃんと、ただ信じていればいいだけのファンと。でも信じさせてしまう男が大ちゃんなのです。

いつも思うけれど、大ちゃんがストレートに強いだけの男じゃないから、余計に惹かれる。弱さと、それを乗り越える強さとが絶妙なバランスで存在している。そんないかにも人間らしい人だからこそ、余計に応援したくなるし、1つずつ乗り越えていく姿に、勇気と力をもらえます。

一人暮らしは、普通に考えたら始めるのが遅すぎるぐらいなんだけど、この時期だから余計に大変だったのでは。友人が心配するぐらいですからね。
そして、「自立」にこだわる大ちゃん。2007-08シーズンぐらいでもかなり大人に見えていたのに、そうでない部分も多かったんだなと。

DOI2008でeyeを披露した頃は、精神的にも技術的にも調子が良さそうに見えていたけれど、あれはモロゾフに遭遇して火がついていたのですね。これはすごくわかりやすくてそうかなと思っていました。ただDOIで調子が良さそうだったから、あのあと失速した感じだったのが意外だったけれど、燃え尽きたようになっていたのですね。

しかし、まだ動きをセーブしているのに、3Aが跳べるのですね。あの流れるような美しいステップも。そしてスピンでは以前はできなかった姿勢がとれるって。
この後どこまで大ちゃんは進むのでしょう。この先が本当に楽しみです。

ところで、今日のチュッキョフィギュアは真央ちゃんだったのですが、タラソワさんのジャンプに関する言葉が気になります。
3Aはいいとして、3F-3Loだけでなく、3Lo-3Loも練習しているって。なぜそんなにもセカンドループにこだわるのでしょう?セカンドに確実に3Tを入れたほうが得点は稼げるのでは・・・と思います。