登り窯から帰った夜、爆睡。夜中に息子が帰ってきたことにもきずかなかった。木曜日、福岡で会議、そのあと飲み会で遅い帰宅の息子だった。23日の祝日、岡山に帰る息子に妻がついてゆきたいという。熊本の旧友、地元の教習所で一緒だった40年来の女友達、そして娘一家が交友の範囲。昔、やっていた趣味も今はやっていない。内弁慶では困る。せいぜい遊んでらっしゃいと送り出す。JR二日市まで車で送り、その足でボーリングの例会に行く。10年あまり大阪で単身まがいの生活をしてきたから一人でいるのはどおってことはないが、ずっと妻が介護をしてきた義母が2年前に亡くなり、自分自身も65で完全リタイア。二人だけの生活が2年近くになった。ボーリングにきている女性陣にも夫に先立たれた人が多いが、一人で楽しそうにやっているように見える。あくまで見えるだけだがほんとのことはわからない。妻はそんなことには一切頓着ない、あまり考えたりしないたちだね。自分とはまったく違う。
日曜日、朝、晴れたので早めに起きて、宝満川のサギ、二日市神社の銀杏を撮って、そのまま、竜岩自然の家へ探鳥会に出かける。まだ一部にきれいな紅葉が残っていた。
バードウオッチング参加者は8名。いつものメンバー。寒いかと思っていたがいわゆる小春日和。気持ち良い日差しの中をゆっくりゆっくりウオッチングしながら歩く。野鳥の会のK氏がここについた時、キクイタダキを見たという。体重わずか5~6グラムの日本最小の野鳥だという。それはすごい出会いでしたねと盛り上がる。今日は冬鳥がわんさと出てきそうな予感。早速、こずえのいただきに「ホオジロ」がお出迎え。
このあたりは宝満川の上流になるが岩場に「キビタキ」がせわしなげにあるいている。
するとそこにばあーっと「アオサギ」が飛んできてわれわれの姿をみてくるりと飛び去った。
つぎにお出ましは尾羽を上下にふって「ジョウビタキ」がさえづっている。300ミリの望遠だからしかとは判別しにくいがKさんが先導して教えてくれる。あいかわらず第一発見者はK氏である。声と一瞬の動きを察知する神の眼をもっているみたいだ。待望の猛禽類のおでまし。ノスリ、ハイタカ、ハヤブサなどだが空高く、山際を旋回したりして肉眼でも発見しにくい高度。
最後のトリアワセでは目視で29種いましたねとK氏。キセキレイ、ハクセキレイ、セグリセキレイ。ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、イカル。マヒワ、ウグイス、キクイタダキ、シジュウカラ、エナガ、ジョウビタキ、ヤマガラ、メジロ、ガビチョウ、スズメ、モズ、ツグミ、シロハラ、ヒヨドリ。そしてハシブトガラス、ハシボソガラス、アオサギ、キジバト。そして猛禽類3種というわけ。ほんとにこんなに見たかなと思うくらいだが写真に残すのは至難のわざ。まあしかしこのバードウオッチングもデジスコにコンデジ、照準器などフル装備で30数万円するらしいが好きな人は投資するもんだね。まあぼちぼちやります。