ろくろ陶芸愛好会の1回目にいきなり成形したぐい飲みと帰宅後、自己流のてびねりでつくった惣菜皿を2週間乾燥させて、2回目の例会で備え付けの電気窯(1400度まで可)で素焼きのため持ち込んだ。先輩会員はそれぞれの作品を高さにあわせて整理、窯に手際よく、整然と積み上げた。
1、5M角ぐらいの電気がまで前開きのは珍しいそうだ。素焼きは皿など重ねておいてもよいらしい。温度を800度に設定、窯の温度が800度になると自動的にきれて自然冷却となるらしい。花瓶に星形の穴をあけたものや正月用の長方形の皿や来年の干支の蛇の置物のようなもの、正統派の大皿、湯のみなど多種多様。ここまでそれぞれ好きに創作できることを知った。
さて2回目、何にチャレンジするか。まずは粘土の菊まきやロクロでの上げ下げに慣れることが先決ということでオーソドックスに夫婦茶碗にチャレンジ。皿や茶碗は食器棚にたくさん並んではいるがまあオリジナルな味わいのあるものを目指す。といってもロクロがスムースにいうことを聞いてくれない。水を掌につけすぎると周りがべちゃべちゃ。エプロンもジーンズも泥だらけ。後始末が大変だ。水が少ないとすぐ手指に泥が絡んでうまく成形できない。なんとか茶碗らしい形に成形。切り糸で底をカットするのも簡単そうでむつかしい。夫婦茶碗は重ねることができるようサイズ調整が必要。なんとか時間内に終了。
次回、半乾きの茶碗をカンナでけずって高台(底の持ち手になるところ)を作ったり、外観の形を整える作業をせねばならない。それまで発泡スチロールの容器に保存して乾燥を防ぐ必要がある。その後2週間ばかり完全に乾燥させて、いよいよ小石原の先生の登り窯に出かけて、釉薬をほどこし、本焼きという手はずになるらしい。聞くところによると徹夜で窯の番をして、温度が1200度維持できるように薪をくべ続けねばならず、その役割は毎年男性会員がになっているらしい。まあ異次元の体験をしてみるか・・・