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121113 内田康夫、浅見光彦シリーズ、「透明な遺書」、緊迫の展開で一気に読了!

2012年11月13日 | 趣味と交遊

2~3年前は藤沢周平や池波正太郎、佐伯康秀の時代小説。文庫本がずらりと書棚に並んでいる。最近は戦後史の正体など自分史をふりかえる観点からの書籍が読書傾向。先般、義兄が譲ってくれた推理小説が内田康夫のサスペンスミステリー。私立探偵、浅見光彦シリーズ、テレビ化もされている。これが実におもしろくどんどんひきこまれてゆく。去年、おなじく義兄がくれた「日蓮伝説殺人事件」「箱庭」もおもしろかったがあらためてこの推理小説作家のすごさに感じ入った次第。テーマが戦後史にからむ政財界、検察、警察、そしてやくざ、暴力団がからむ疑獄事件をテーマにしていたからなおさら面白かったのかもしれない。

この内田康夫という推理小説作家、1934年に東京でうまれ今78歳、軽井沢在住、囲碁を楽しみ、奥さんと豪華客船で世界旅行を楽しんでいる悠々自適の作家とか。いままでの出版物の累計発行部数は1億冊をこえるらしい。定価1000円とすると印税10%として100億円の収入となる。すごいもんだね。東洋大学文学部をでて日本テレビにはいりCMアニメやコピーライタをしたり、CM会社の社長も経験したとか。1980年、46歳の時「死者の木霊」を自費出版、翌年朝日新聞の読書欄で注目をあび、82年に商業ベースでのデビューをはたしたとか。浅見光彦シリーズも100冊をこえ、ほかにも岡部警部シリーズ、信濃コロンボシリーズがあるらしい。

しかしこういう作家の頭脳構造はどうなっているのかね。事実背景調査力、構想力、文章能力、すごいもんだ。まあ、とにかく、どんどんひきこまれてゆくその魅力はどうしようもない。いまから義兄がくれた2冊目、「上海迷宮」を読むことにする。

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