Lucky☆Sardonyx

ばるご☆の戯言ブログです(^^)

武蔵小杉撮影会⑥~流の章

2016-05-07 03:01:21 | 撮影会
いよいよ川に入る。新緑に差し掛かるこの時季、水の量もまずまずだ。少なくとも…雪解けの水で溢れかえってる利根川とは違うだろう(笑)

ではっ!タマゾン川の珍獣「アミーゴ」捕撮作戦開始である^▽^

・・・

姫が少し勢いをつけて「ちゃぷん」と水に入る。水面が優しく波紋を描き薄らと拡がっていく…それと歩調を合わすかのように、姫の表情がほんのりと和らいでいく…う~ん、アートな世界だ^_^v

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構図取りは、ある程度決まってくるかな、広角活かすならあの水門(?)は欠かせない、あとは対岸…かぁ、あちらは陽光の加減次第ってトコか…

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周囲でいろんなポーズやシチュエーションを求める声が聞こえてくるが、僕的にはあまり必要ないかなぁ…という心持だ、中途半端なおねだりや演出は、逆にこの雄大さ(?)に対してはあまりに陳腐、姫の自然体な表現に期待するしか、ない。

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基本、水の中に一人きりの姫は、次第に表情も落ち着きアートな色合いを見せてくる。この、ちょっとした距離感が姫を未知なる次元へと誘っていく…うん、そんなイメージだろうか^^

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ふむ、目線の軌道がいいな…チト「睨み」っぽい堅さが取れて体全体で迫り来るような一体感がある。それ、そのイメージだ^▽^

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勿論、姫は僕がそんな思いに駆られていることなど知る由もなくモデルに専念しているのだが(^_^;

・・・

素敵な時間は風のように過ぎる。この撮影会もそろそろ終幕を迎える時刻か…そろそろ3時に達する。相方の真理恵さんのリミット、つまり「シンデレラ・タイム」だ^^

ちょっと名残惜しいけど…まぁこの位気持ちの方が、次回へのモチベーションの為には良いかな。3時なら野外撮影の終了の定番タイムだしね☆

ところが・・・

「ちょめ(真理恵)さん、ここまでですが、あみちゃんは休憩挟んでもう少し撮ります」

と、主催者さんからのお達し!

えっ?えぇ~(◎_◎)

マジですか、ちょっと・・・

個人的には、嬉しい☆でも、モデルさん的には・・・

まともにご飯も食べてないし、座り休憩だって殆どない、増してや水の中に入ってからも長い…

・・・

そんな僕の憂慮を跳ね返すように、姫が再び戦場へと向かう…凛とした立ち姿は、とても綺麗だ*^^*

そうなると…僕の出来得ることは唯ひとつ、姫の気概に叶う「素敵」をファインダーに収めるのみ!

3時以降の撮影風景は、多くの野外撮影にとってはリミットを超えた中での非公式タイム、自主的に企画しない限り、そう多く巡り合い眺められる機会はない。だが…だからこそ、殆ど陽の目を見ることのなかった、ばるご☆の最終奥義(!)がある。

それは

「ナポレオン輪舞(ロンド)TYPE-C(Check-mate)」

白いナイト(Knight)と黒いナイト(Knight)、風と影が出逢いコラぶるタイミングは頗る難しい。理由は簡単だ。単純に、その時間帯での撮影を行わないから(笑)つまり、素敵な「影」は夕方にかけてこそ美しい。風が援けるイメージが優しさや涼しさだとするなら、きれいに伸びた影が援けるイメージは懐かしさや切なさだ。姫の「美しさ」風の「優しさ」影の「切なさ」3つの要素が、斜め気味に螺旋を描き夕暮れの素敵な「奇蹟」を現出させる。その瞬間こそが、僕が見出したる究極ショット=チェックメイト(詰み)なのだo(^-^)o

TYPE-C、ここに完成☆

・・・

今回の完成度、70%位かな(^o^;河川敷なんで影の抜けは完璧だ、姫の立ち位置も悪くない、これ以上奥に立つと顔が歪んで広角表現が仇になる。水門の位置もこの辺がベターだ、一番惜しいのは…姫の「瞬間」かな、ちょっと背を向けた感じでスマートだったら100点に近かったカモ、でもこれでもいい☆足のすらっと感にはやや欠けるけど、右足を踏み出していることで影に微妙な立体感を与えている。表情がこちらに向きがちなのも影の援けが有効に機能しているようでベター、そう思うとプラス20点位にしてもいいかな(^ワ^)少撮で、そんなにエリア独占出来ない(>_<)現時点での、これがベストだ^^/

そんな素敵なナポレオン輪舞、ずっと封印していたのには経緯がある。かつての最終Jewel-Aのあいかつん(金原愛佳)、当時の「訳あり個撮」で編み出されたこの技を「斜め撮りは、目が回って気持ち悪くなる」との「鶴の一声」であっさり封印してしまったのだ(苦笑)その後、彼女との個撮の中で奥義は進化を遂げることもなく忘れ去られ…その後、数年の時が流れた。故に、奥義(笑)とはいえまだまだ未完の域を出ない、僕にとっての永遠の命題ともいえる。

・・・これで、少しは姫の頑張りに応えることが出来ただろうか^^ゞ



つづく