渋滞31キロ

　お盆休みを古里や行楽地で過ごした人たちのＵターンラッシュは１５日、本格化し、高速道路の上りの渋滞は３０キロを超え、新幹線の乗車率は一部で１４０％を超えた。

　日本道路交通情報センターによると、東名高速道路は午後５時ごろ、大和トンネル（神奈川）を先頭に３２キロの渋滞。東日本大震災の被災者らを対象に一部が無料化された東北自動車道は、福島トンネル（福島）を先頭に３１キロの車列ができた。

　ＪＲ各社によると、東北、山形、秋田、上越、長野、東海道各新幹線の１５日の上り指定席は終日ほぼ満席。東北新幹線は午後１時ごろ盛岡を出た東京行きやまびこ２７６号の自由席が仙台駅で乗車率１４０％になるなど、混雑する列車が続いた。東京、新大阪などの各駅は多くの家族連れで混み合っており、ピークは１６日まで続く見込み。

　航空各社によると、各地から羽田に向かう多くの便が満席。混雑は１６～１７日にピークを迎える。