Lucky☆Sardonyx

ばるご☆の戯言ブログです(^^)

思いつつ…

2007-06-16 02:47:34 | コメント
忘れたわけじゃない、先週の6月第2土・日は例年の秋田は雄勝・小町祭の開催日だった。

megさんのパーティー&水元撮影会のスケが無ければ何をおいても飛んでいっただろう。それだけ僕にとっては大切なイベントだった。
10余年前…日本全国にある城跡の踏破を目指していた僕にとって、その出会いは鮮烈だった。初めて女性を撮ることに感動を覚えた。それまで僕にとってのカメラとは名所旧跡や刀剣&甲冑等の記録器具に過ぎなかったのだ。
雄勝町内から選出された7人の小町娘(美人!)の和歌朗詠や立ち振る舞いに心奪われた。特に5番目のコ(木村美枝子さんといったが)に強く惹かれ、祭後に開催された撮影会というものにも初めて参加した。30分程であったが夢のように楽しい時間だった…だが、当時所持していたコンパクトでは表現しきれずに口惜しい思いもした。帰宅後すぐに一眼レフの検討を始め、初めて手にしたのがミノルタα-507siだったのだ。
彼女に再会したい一心は当時時速100㌔さえ超えることの出来なかった高速ドライブを180㌔に激変させるほど昇華したが(苦笑)その後、地元で開催された夏の絵灯篭祭&大花火大会、秋の院内銀山祭にも遥々足を伸ばしたものの彼女に再会することは無かった。1年後の小町祭に前年の小町娘がスタッフとして出演されたいたのだが7人のうち6人が揃っていたにもかかわらず、皮肉なことにその欠けたひとりが彼女だったのだ(号泣)まぁ仕方ないことだ…それから毎年、僕の雄勝詣が続くことになる。6月の小町祭と8月の絵灯篭祭&大花火大会、「紫雲閣」という地元の常宿も出来た。後で知ったのだが、ここは歴代首相も宿泊した由緒あるお宿だった。尤も、小渕とかここ最近の薄っぺらいのは来ていないようだったが。。暖かいときは稲庭うどんを、寒いときにはいものこ汁をいただき両関&爛漫の純米酒に舌鼓を打つ、別に何も無い360度あきたこまちの田園風景が広がる新幹線構想からも外れた「陸の孤島」である。それでも小野小町から1000年以上も連綿と続くこの町には、えもいわれぬ離れ難い郷愁を感じる。この町のシンボルである芍薬の花、凛としたその美しさは気位高き女性を目の当たりにしているような爽やかさがある。
都会よりもほんの少しだけゆっくり流れるように感じる時間の中で、心身共に美しさを抱きしめていたい…冬の豪雪は大変そうだが、学芸員の資格でも取ってこの地に根を下ろし生きていくのも悪くないなぁ…と、何度思ったことだろう。
この構想(?)は21世紀となり、僕が生活の拠点を都内に移したことを契機としてモデル撮影会へ身を投じたことによって遠い記憶となっていったのだが…それでも毎年の小町祭を訪れるたびに初心に帰り、当地への深い愛着と思慕の念に駆られるのだ。それは例え、当地で運命の人(?)を見付けること叶わなくても…である。

でも今年はいいのだ。それ以上、僕にとってmegさんのパーティーは大切なイベントだったのだから…その選択に間違いは無かったし、一抹の後悔すらしていない。
1000年の昔、小野小町は深草少将との恋愛を成就することが出来なかったと聞く…それをmegさん達が時を超えて彼等に替って成就させたのだと思えば、それはそれで素晴らしいことではないか☆

等と考えながら…眠い(汗)そろそろ寝ます☆ではでは