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THE ANIMALS  (どうぶつたち)・・・広大無辺なる愛に恵まれている有り難さよ!

2018年01月23日 20時16分07秒 | コラム・人文
THE ANIMALS  (どうぶつたち)・・・広大無辺なる愛に恵まれている有り難さよ

皇后さまの和歌50首をボン大学名誉教授の日本学者、ペーター・パンツァーさんがドイツ語に翻訳して

歌集『その一粒に重みのありて』が17日、ドイツで出版されるそうです。

美智子皇后陛下の歌集が初めてドイツ語で紹介されるそうです。


以前も児童文学のノーベル賞とも云われている国際アンデルセン賞を受けられた『まど・みちお』の作品の中から

最も公務、多忙な時期である1989年に美智子皇后陛下が選択され、

そして英文に翻訳なされた20篇の英詩が『THE ANIMALS  (どうぶつたち)』というタイトルのもとに

書き上げられ、お手作りの小冊子にまとめられ、

アンデルセン賞国際審査委員の数だけ複製され、

海外に送られました。

日本の子どものための詩が、世界の児童文学者の脳裏に刻み込まれることになったのは、

これが初めてのことでした。

後にマーガレット・マッケルダリー女史により安野光雅氏の装丁で日米同時出版されました。



私もこのTHE ANIMALS  (どうぶつたち)という絵本を知ることによって

初めて『美智子皇后陛下』が日本の文化を世界に向けて、

広めて頂いていることをおそまきながら知りました。

有り難いことです。


美智子皇后陛下の英文は簡素な英文であり素晴らしい翻訳でありました。



ひとこと
                         まど・みちお


この地球のうえには、無限といいたいほどのさまざまな生き物が生かされています。

なんと素晴らしい有り難いことでしょう。

その中の一ぴきである人間も、夢つきない、命かがやく日日を、ここでおくることができています。

またこのことから私たちは、間違いなくはっきりと天の声を聞くこともできています。

この地球は人間だけのふるさとなのではなくて、

その無限といいたいほどの生き物たちみんなにとっての、

かけがえのないふるさとなのだという天の声です。

そしていま私は、過分の恩恵につつまれて世に出ようとするこの貧しい声たちが、

その天の声に響き合いますようにと、図に乗って、念じている次第です。


1992.2.10



以前、妻が『子どもの句集』を高齢であられる『まど・みちお』さんに送ったことがあります。

すると丁寧な愛深い優しい言葉で書かれたご返事を頂きました。

2014年〈平成26年〉2月28日に心優しい『まど・みちお』さんはお亡くなりになりました。










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