夢から慈しみの世界へ

神と自然と人間の共生
神一元・善一元・光明一元の生活
人間の生命の実相は『仏』であり、『如来』であり『神の子』である

香椎宮(香椎廟)覚え書

2015年10月03日 10時45分15秒 | 歴史
御縁のある神様を紹介してゆきたいと思います。
今回の香椎宮の神功皇后は古代より私共の一族の氏神であられます。

筑前国續風土記糟屋郡十八下

凡此の神社領、古より定まりて當国及豊前筑後に於いて千數百町有りしとか、然るに乱世に及て国主城主等横領せしが、天正年中迄猶當国の内に千七百町余り有りしといえども、秀吉公九州征伐の後、所々の社領残らず没収せらる、是によって當社の神領もなくなりける、小早川左衛門督隆景當国の主と成給いて、此御社の衰え行を悲しみ百六十町の神田を寄進せらる、然るに其の養子秀秋の時、故なく百六十町の神田を没収せられしかば、相伝わる恒例の祭事も絶え、神官社職も所を去り、終に御社も衰え侍る。

筑紫道記(宗祇法師)
 
 香椎宮にまいりぬ、友はいづくにも引かえ物さびしく、社のめぐり、木ふかく、草たかう、山水に懸置る橋の様も跡ふりて、むなしき苔のみ道をのこす見ゆ、御殿は造営なかばにもならで、かりどののさまもおろそかなり、かんづかさのものども、すさまじげにて、物いひかわすも衰なればいとどむかし覚えて、神の御祓いにといへる杉のみさかえて、いがきの外にひろごりたるぞ、御祓いに何かはせんと、めでたき此枝少し折りて、

 
行末の身を二たびと思はねど香椎の杉に猶契らん

御神は聖母、又八幡にておはします、同じ御神ながら筥崎にては神功皇后と申ここには聖母と號し奉る。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿