料理研究部会から，今月の「宮城の旬野菜おすすめレシピ」のご紹介です。
今月の「宮城の旬野菜おすすめレシピ」は，この時期にスーパーなどでよく見られる果物です。そうです、「いちご」
です。
『仙台いちご』のブランド名で親しまれている宮城県産いちご。宮城の冬は、東北では比較的暖かく、日射量も多いことから，震災前の，平成22年産のいちご産出額は52億円、生産量は5,860t（全国第10位）で東北一の産地でした。
東日本大震災の津波によって、宮城県のいちごの主要産地である亘理地域は甚大な被害を受け、いちごの生産量は激減しました。あれからもうすぐ三年，生産者や関係機関の尽力により，新たに大規模いちご栽培施設や選果場などが整備されたことから，平成26年産いちごについては震災前の７割程度まで生産が回復する見込みとなっています。
また，宮城県にはオリジナル品種があります。それは “もういっこ”という品種です。平成１７年に誕生した県育成品種『もういっこ』は、ついつい“もう一個”食べてしまうことから命名されました。大粒で、糖度と酸度のバランスが良く、ジューシーでさわやかな甘さが特徴です。生産量は、県全体の生産面積129haの約4割を占め、現在は『とちおとめ』とともに，宮城県では２大品種になっています。
いちごには、ビタミンＣがみかんの約２倍含まれていますので、この時期に是非食べたいですね。
それでは、野菜ソムリエおすすめのレシピを4品紹介します。
イチゴナッツチョコ
甘酸っぱいイチゴを使った手作りチョコは、いかがですか！
＜材料＞(六個分)
イチゴ …1パック 板チョコ …1枚 ナッツ類 …50g 生クリーム …大さじ1
グラニュー糖 …大さじ1 ラム酒 … 少々 粉糖 …適量
＜作り方＞
1）イチゴ1/2パックは、5mm の薄切りにしてクッキングシートを敷いた天板に広げて、100℃のオープンで約90分焼いてドライイチゴを作る。
2）残りのイチゴは、グラニュー糖をまぶしてラップをふんわりかけて、電子レンジで約２分加熱し、即席イチゴジャムを作る。
3）耐熱容器に細かく割った板チョコと生クリームを入れ、電子レンジで約１分加熱しよく混ぜて溶かす。ラム酒も加えてさらに混ぜる。(時間は加減してください)
4）（3）のチョコに（1）、（2）のイチゴと荒みじん切りにしたナッツを混ぜ合わせ、ラップを使って丸め、冷蔵庫で冷やし固める。
5）粉糖をかけて出来上がり。
＜コツ・ポイント＞
・ドライイチゴは、ちょっと半生かなぁと思うくらいで取り出してください。取り出した後さらに乾燥するので。
・イチゴジャムを加熱するとき、吹きこぼれやすいので、気を付けてください！
・ナッツ類はお好みで！今回は、アーモンドとクルミを使いました。
＜レシピの生い立ち＞
イチゴを使って、甘酸っぱいチョコを簡単に作ってみたいと思い、チャレンジしてみました！
クックパッドにもこのレシピを掲載しております。
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（レシピ作成：大坪律子）
いちごのパンケーキ
～優しい甘さ、いちごミルク味のパンケーキ～
＜材料＞３人分
いちご（1/2パック)…120ｇ 牛乳…60㏄ 卵…１個 はちみつ…大さじ１ ホットケーキミックス…100ｇ
サラダ油…適宜 （飾り用）ホイップクリーム、ミントの葉
＜作り方＞
1） いちごは洗って、飾りに使う３個以外をフォークなどでつぶします。つぶしたいちごに牛乳、卵、はちみつを加え混ぜ合わせます。
ホットケーキミックスを２回に分けいれ、その都度よく混ぜます。
2） フライパンにサラダ油をしき、（１）の生地をおたま一杯流し入れ、弱火で片面２分ずつ焼きます。
3）パンケーキを６枚焼き、お皿に２枚ずつ重ねて盛ります。ホイップクリームを中央に絞り、いちごとミントの葉を飾って出来上がり。
＜コツ・ポイント＞
いちごは粗くつぶして食感を残しても甘酸っぱさが出て美味しいです。パンケーキはあまり大きくせずに、
直径１５ｃｍほどに焼くと丸くしやすいです。
＜レシピの生い立ち＞
いちごミルクを食べていて、ケーキにしてみたらと思い、手軽にホットケーキミックスを使って焼いてみました。
クックパッドにもこのレシピを掲載しております。
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（レシピ作成：佐藤順子）
イチゴのフレンチトースト
“カリッとフワッと苺の香り召し上がれ～”
〈材料〉2人分
フランスパン …2㎝厚4枚 卵 …1個 牛乳…100ml
メープルシロップ …大さじ2 イチゴ …100g バター …10g
〈作り方〉
1）イチゴの半量を潰し、卵、牛乳、メープルシロップ大さじ1を良く混ぜパンを一晩浸す。
2）フライパンでバターを溶かし、浸したパンを弱火できつね色になるまで蓋をして両面焼く。器に盛る。
3）フライパンにメープルシロップと残りのイチゴをスライスして弱火でとろみがつくまで煮る。（2）に かける。
〈コツ・ポイント〉
*蓋をして焼くとふっくらとなります。
*食パンでは短時間浸すだけでOKです。
〈レシピの生い立ち〉
*買ったイチゴの甘味が足りなかったり、残念な味の時、どうにか美味しく食べたいと思って作りました。
クックパッドにもこのレシピを掲載しております。
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（レシピ作成：中川牧子）
いちごご飯
春らしいピンクのご飯をどうぞ！
＜材料＞約4人分
お米・・・3合 いちご（中粒）・・・1パック
水・・・適量（炊飯器の目盛に合わせて） 塩・・・少々
パセリ（飾り用）・・・適量
＜作り方＞
1）いちごはへたを取り半分に切る。
2）お米はといで、炊飯器に入れ水を炊飯器の目盛までいれる。
そこにいちごを全体にのせ、塩を少々加えて炊飯器にセットし、
白米を炊くように炊く。
3）炊けたら全体を混ぜ、盛り付けてパセリのみじん切りをちらす。
＜コツ・ポイント＞
・炊飯器で炊くとき、お米によっては若干水分を減らしても良いでしょう。
・もち米で作れば、丸めるといちご餅になりますよ。
＜レシピの生い立ち＞
いちごの入ったご飯も面白そうと思い作ってみたのが始まりで、今ではもち米100％で作ります。
クックパッドにもこのレシピを掲載しております。
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（レシピ作成 齊藤知洋）
今月もいろいろなレシピをご紹介しました。どれもみな簡単に出来るものばかりですので、是非一度作ってみて下さい。さて、来月3月のテーマ食材は「春告げ菜花、つぼみ菜」です。
お楽しみに～！！
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