ラ・ヴィータ イタリア

イタリア:ベニスでの日常生活やベネチアンガラス工房のお店“L'albero”での出来事、イタリア&海外お奨めスポットなど

バルセロナ その③ ピカソ

2009-05-11 19:53:35 | 旅行:海外
今回のバルセロナでもう一つ感動したことがあるそれはピカソ美術館
スペインといえばピカソの生まれた地

正直私は絵画はまったくわからないし興味もない
はっきり言って美術館に行くのはとても退屈で自ら美術館や博物館に行ったことはほとんどない

10年ほど前にフィレンツエのウフィッイ美術館に行ったときも正直とても退屈だった
記憶には何も残っていない、、、たしかダ・ヴィンチの“ヴィーナス誕生”(そんな名前やったかなー?)
があったようなその程度の記憶しか残ってない
絵の前に人の頭が沢山あった(それほど人が多かったという事)

でも今回のピカソはちょっと違った
天才ピカソと言われているのが良くわかった、彼は絵を描くために生まれた人だ

何よりも驚いたのは彼が8歳のときに書いたというデッサンがあった
一目見て鳥肌がたった、どこからどう見ても8歳の子供が書いたデッサンとは思えない

絵画の仕事をしていたピカソのお父さんはそのデッサンを見たとき
彼の才能をすばやく見抜き全ての画材道具を彼に譲ったそうだ

その時のお父さんの気持ち、、、、自分の息子が前代まれにみる才能を持ってると確信したときの気持ち、、、
そざかし嬉しかったのではないかと思う

ですに10代前半で美術館の壁一面の大きさの絵を書いていた
小学生の子供がこんな絵を描けるなんて

私が驚いたのは絵そのもよりその絵を描ける環境に彼がいたこと
絵の具や画材道具、そのころの時代を考えると莫大な費用がかかっていたに違いない
画商の元に生まれたからこそピカソ有りと感じた
才能を見事に花ひらかせた彼のお父さんの凄さに驚いた

オランダに行った時もゴッホ美術館に行った
その時に受けた印象とまったく正反対のものを感じた
陰と陽、、、才能があってもそれをうまく引き出せる環境にあったかどうか?

人生いろいろ、、、いづれにしろピカソは才能、環境ともに凄く恵まれた人だった
もちろん一番大切な努力も怠らなかった

例のピカソといえばあの奇怪(私の個人的な意見ですが)な画風がどうようにして生まれたのかと言うこともわかった

ファンタジーと遊び心がないとあの画風は生まれなかったのでは?

なんて一日!

2009-05-09 06:53:18 | イタリア:怒り&忍耐
今日はもう最悪の一日だった
朝起きて朝食をすませPinoは今朝も空手道場にいった
店に行く前に洗濯物を干し
スーパーのチラシ商材を買いに自転車でひっとっぱしりした
快晴で気持ちいい
いつもの自転車置き場に自転車を置きスーパー内へ

自転車の前後のかごにうまくなるかな?というくらい重いものを沢山買い込んだ

両手に重たいスーパーの袋を抱え自転車置き場にすると、、、、、、、
無い、、、とめておいた場所に私の自転車が無い!
まさか!、、、、そのまさか 自転車は見事に盗まれていた

盗難防止用に直径1cmの太い鉄製の鍵をタイヤにグルグル巻きにしておいたのに
そのチェーンはザックリ切られており悲しいかな切られたチェーンのみ
その場に残されていた、日本ではバイクに使うようなチエーン
ちょっとやそっとでは切断できない!
確信犯だ!専用の電動カッターのようなもので切ったに違いない

この自転車を買うときPinoが言っていた“新品の自転車は盗難にあう確率高いよー”と
まさか本当に盗まれるとは
ショックの後にきたのが“この荷物どうやってもってかえろうか?”

前後のかごに入れるつもりでかったので大袋2つ分パンパン状態
よりによってお米やフルーツなど重量あるものばかり
おそらくあわせて10kg以上はある

まさかその場において帰るわけにも行かず、盗まれたショックと家までの長い道のりを
この超ヘビーな袋をさげて帰ることを思うと悲壮感が漂ってきた!

うなだれて荷物を持ち歩き始めた、毎日通る公園の日陰で一休み
ジョギング中の奥さん“そんな大きな荷物休憩無しではもてないでしょう?”と声をかけてきた

すかさず“自転車盗まれたんです、、、なのでいやでも持ってかえるしかなくて”
“あらーかわいそうに”とその場を立ち去って行った

そして再びとぼとぼ歩き始めた、途中でまた隣のおじさんにあった
“どうしたのそんな大きな荷物もって”
“自転車とられたー”
“あーやられたんや、、、、新品の自転車か?僕も今まで3回とられてるよー”っと

なんとか20分ほどで帰宅、すぐに荷物を置いて店に行く準備をして
再度家からでた、、、、もうその時点で11時
予定では10時過ぎには店に出発するつもりだった

いつもバスにのりベネチア島内に向かった!幸いすいてたので座ることができた、良かった

でしばらく走ると突然バスがうんともすんとも動かなくなった
かなり込んでるようだ、、、、そのうちなんだかバス内ざわつき始めどんどん人がおり始めた
よくきくと道路のストでベネチアに入る大きな道路が封鎖されて
全ての車バスが通行止めになり大きく迂回するしかベニスに入れない状態になってるやしい
“あー又や!”たしか前月もこんなことがあってバスが大きく迂回して
いつもの1.5倍くらい時間がかっかたことがあった

前回はまだバスは渋滞に巻き込まれることなく迂回はしたがスムーズに動いていた
でも今日はまったくうごかない

致し方なしに私もバスをおりとぼとぼ動いているといわれた鉄道駅に向かって歩き始めた、、、
私もうすでにめっちゃ疲れてるんですけど、、、、

途中バス亭で来ないバスを待ってる人に
“バスはまっててもきませんよー道路のストですみんなおりで鉄道駅に向かってるようです”と言うと
一人の奥さんが“えーそうなの?それでバス来なかったんだ、、、、もーこれ一昨日もあったのよーこのスト、、、いい加減にしてほしいわ!一昨日は鉄道も動いてなっかたのよー”って 

彼女もベネチアに行くらしい、、、、彼女の向かった方向に私も歩いていった
すると前方に動いているバスが見えた
二人ともそのバスが止まるバス停に必死で走ってなんとかそのバスにのりこみ
“このバス ベネチアに行きますか?”と聞くと
運転手さん、、、“そうだねー行くといいんだけどねー”と言ってドアを閉めた

結局そのバス渋滞に巻き込まれながらもなんとかベニスに到着した
そのあと水上バスになり店についたのがお昼の13時
今日も又イタリアに振り回された!
午前中の売上げ返せーと叫びたくなった!
あー疲れた一日だった

バルセロナ その② 凄いぞー!

2009-05-08 06:32:42 | 旅行:海外
               
バルセロナその①を書いてからすぐにその②を書く予定だったのが今頃になってしまった

前回サクラダファミリアよりも凄いものがあったと書いた
それはバルセロナから日帰りでできる観光名所“モンセラット”
いやーここは凄かった!地球の歩き方にも掲載されてるので行きかたはそちらで見てもらうとして

ここモンセラットは切り立った岩山の頂上に修道院がある
修道院までは登山列車かロープーウェイで行くことができる
私たちは行きは登山列車、帰りはロープーウェイで行くことにした
登山列車は進行方向に向かって左側に座ると素晴らしい景色がみれる

修道院に到着したときは驚いた!
奇形な形をした岩山に圧倒される見たこと無い景色だった
ここからの眺めも素晴らしかったけど

この修道院からでてるケーブルカーでさらに上に行くともうそれはそれは素晴らしい景色が360度広がっていた


お天気は快晴!

山頂はいくつかのハイキングコースがあり私たちは約20分で到着するというサンジュアンを選んだ


二人でゆっくり写真をとったり高山植物を眺めたり
  
  

目的地のサンジュアンに到着したのは約40分後
特別何があるって訳じゃないけどバルセロナの人ごみに少々疲れてた私達にはいい気分転換になった

修道院までは結構人も多いけどこの山頂まで行く人は意外に少なく(ツアー客は時間的に無理そうだった)
瞬間的に貸切のような気分も味わえた!



このハイキングコースは自然を愛する人には超お奨め
岩山なのでロッククライミングしてる人もいた
散歩は好きだけど山登りは嫌いと言う人にはぴったり、実は私達もそう

歩くのは平たい道だけにしたい

日陰は一切ないので夏場は避けたほうがいい、私達が行ったのは4月20日
たぶん5月になるとかなり暑くなるのではないかと思う

バルセロナで時間のある人には是非行っていただきたい場所

往復約1時間半とてもいい散歩になった
足腰に自信のある人は4時間コースもある是非挑んでいただきたい!

日本語しゃべりまくり!

2009-05-05 06:18:08 | ベニス&近郊:食事処
4月末から日本から友人J子嬢が遊びに来ていた
久しぶりに日本語思い存分しゃべれて気分も最高!
旅慣れてる彼女はベニス入りするまえにロンドンですでに旅をすませてきた
もう何度もベニスに来ている彼女にはお決まりの観光は必要ない

食い倒れ・買い倒れ?の国イタリアを満喫したいらしい
と言うわけでベニス郊外にあるアウトレットに一緒に行くことにした
買い物に入る前に腹ごしらえと近くのレストランにお連れした!

ここもう本当にめっちゃくちゃ美味しいレストラン!美味しいだけじゃなくて値段も安い!
ベニスの物価に慣れてる私には涙もんのお値段!

地元の新聞にも取り上げられたこの店、はるばるローマからやってくるお客さんもいいるとか、しかもそれが日本人ときた

大皿に盛られたパスタが一皿5ユーロ~、私たちは店オリジナルのパスタ(7ユーロ)をそれぞれ注文
本当に美味しかった!そのあとカフェとドルチェを半分ずつして一人約13ユーロ
お腹いっぱいで動けない大満足!

年に2回バーゲン時にPinoといつもこのアウトレットに行くことになっている
買い物と此処での食事が何よりの楽しみ

ベニス島内のレストランでは観光客は高くてまずい店に当たる確立は凄く高い

今日もたまたまお店に来られた日本人若夫婦、今回このお店は他の店と全然違うと入ってきて頂いた
最近は毎日お客様にそう言っていただけるので私達もすごく嬉しい

最後にどこか美味しいレストランはないかと質問

聞くと昨夜ホテルに紹介してもらったレストランに行ったら
出てきたパスタがアルデンテどころか凄く堅いパスタがでてまずかったとか
ベニス最後の夜にはせめて美味しいものが食べたいとのこと

ホテルの場所を聞くとサンマルコ周辺、前に私が書いたダ・ジージョはちょっと反対方向
ならばとPinoの空手仲間がやってるセンピーオーネというレストランを紹介した
運河に面した窓際の席に座れるとラッキーとてもロマンチックなレストラン

Pinoと知り合う前私も友人と行ったことがある、開店そうそうに行ったので窓際の席に座れてラッキーだった

またまた話が横道にそれてしまった
肝心のベニス(トレヴィーゾ)郊外の美味しいレストラン“Taverna DELL‘OCA BIANCA”
住所:Via Papa Sarto 10Vedelago
TEL:0423-401418 (月曜日定休)

車で行くのが一番行きやすいとおもうけどトレヴィーゾからカステルフランコ行きのバスでヴェデラーゴ(所要時間約35分)で降りてすぐ

で私たちはアウトレットでお買い物して満足、家路についた

彼女も今度きたら又同じコースで行きたいと大変喜んでくれた!よかったー

イタリアを満喫して帰ったJ子嬢奇しくも豚インフルエンザの影響で成田で検疫は免れない
会社出勤も数日自宅待機後からになるそうな、、、、

いまごろ彼女は機上の人、成田で疲れ果ててもすぐに出勤しなくていいので疲れはすぐにとれるだろう!