ラ・ヴィータ イタリア

イタリア:ベニスでの日常生活やベネチアンガラス工房のお店“L'albero”での出来事、イタリア&海外お奨めスポットなど

大変だった真っ白け~の家の中

2012-03-18 23:57:47 | イタリア:自宅&畑&花

 今回の帰国時に自宅で待っていた問題ごと

家の中が真っ白け~”事件

 ひゃ~もう今回ばかりはほとほと参りました!

 

気持ちのいいお天気のベニスの空港についてタクシーで自宅に向かった私たち

帰ったら窓あけて布団ほしてゆっくりお茶でもしよう!と

ルンルン気分で帰ってきた

 

が一歩家の中に入って愕然

とにかくどこもかしこも小麦のように細かいほこりがつもり

床や机はもちろんソファーや家具までもう真っ白

 

天上でも落ちたのかと思うほどの埃

ちょっと歩くだけで埃が舞い上がる

 いくら数か月家を空けていたとはいえここまで埃が積もるには

何十年もかかるだろう、、、と思うくらいのすごい埃だらけ

 

Fだけではなく2Fのベットルームまでも埃だけ

寝ることすら出来ないひどい状態

 

原因は、、、、、

 

実は私たちがいてない間に家を見てくれる人が見つかったと書いてましたが

この方のお仕事が原因でした!

 

信頼できるとても気のいいオッチャンなんです

彼が出発の前のPinoに言ったそうです

 

帰ってくるまでに湯沸し器の位置を今ある場所から邪魔にならない場所に移動して

空いたスペースに水洗い場作っといてあげる。

そして帰る数日前に電話して暖房付けて家温めておいてあげるから”と

 

あーなんて親切!”

これで毎年のように氷の家に帰ることはもうなくなったよ~”とPinoは大喜び

 

もともと水道配管の仕事していたこのおっちゃん

Pinoの家の改装時には事あるごとに手助けにきてくれていた

技術もばっちり!

困ったときにはこのおっちゃんと

我が家の御用聞きになってくれていた!

 

これ取替え前:配管むき出し

でもなぜ真っ白に、、、

しかも今回もまた湯沸し器が動かない!=またまた氷の家状態

 

湯沸し器の位置を変えてくれたのはいいんだけど

最初の打ち合わせの場所から変わっていて

なんと大きなセメントの柱を取り壊して付け替えてくれていた

 

付け替え後

 

水洗い場がかろうじてできていたけれども

そうこの大きなセメントの柱をぶち壊す時にでた大量の砂ほこり

それが家じゅうに飛び回り降り積もっていたのでした

ビルの解体を想像してください、、、、そうあの砂埃です!

とほほっ

 

家中少し歩くだけで積もった砂ほこりが舞い上がり

歩くとじゃりじゃり音がする!

もうとても動けない

せめてベットルームだけでも寝られる状態に掃除しないと、、、、

 

と疲れた体に鞭打ち帰ってすぐに二人で掃除をはじめ

終わったのが夜の2000

 

もうくたくたで

そこらへんにある物を適当に食べて倒れるように眠りについたのでした

 

翌朝おっちゃんに“湯沸し器が使えない”と電話したPino

すぐにきてくれたのはいいんだけど

どうやら移動させてから湯沸し器が使えなくなったとか???

プロのおちゃんにも原因がわからないようで

すぐさま点検会社の人に翌日きてもらうことに

 

金曜日で会社あいてて良かった~

翌日にすぐきてくれてよかった~

今回は2日で湯沸し器が使えるようになり家を温めることができて良かった~

でもちょときてもらってちょっといじってもらってものの30分ほどで80ユーロ

またまた出費~

 

しかもせっかく取り付けてくれた湯沸し器

配管の一部が間違っていたようで

またまたセメントぶち壊し=またまた埃、、、とほほっ

 

仕方ないので今回は埃よけのビニール買って防御!

これでかなりの埃が防げる!

そして修理完了!

 

最初からビニールはってくれれば良かったのにと思いながらも

親切でやってくれたこのおっちゃんには文句は言えず

 

まるでマンガのような出来事でした

 

おっちゃんの全てのお仕事が済んでから隅から隅まで二人でお掃除開始

窓やカーテン、挙句は洋服ダンスの中まで

すべてのものについた埃を取り除くのに約1週間ほどかかり

その間二人ともとってもご機嫌ななめ

勿論お店にもいくことできず相変わらずの休業状態

 

お互い当たりあい&罵り合い&喧嘩ばかりの毎日でした

 

そしてやっと最近やっと普通の精神状態にもどり

ゆっくりできるようになってきました

 

毎年帰るといろいろあります!

もうしばらく掃除はしたくありません!

といいながらラルベロも埃だらけなので掃除がまってました!

明けても暮れてもお掃除ばかりの3月です

 

 


あれから一年、、、

2012-03-18 01:22:13 | イタリア:その他

ちょっと遅くなりましたが、、、、

“ 奇跡の日本!前よりもっと強くなった ”

震災から一年経過した日本をこう評している雑誌をサンドロがもってきてくれた

僕もう読んだから!読んでごらんと

 

ごらんのように地震&津波でぐちゃぐちゃになった道路

震災直後と3か月後

 

津波に襲われる瞬間の仙台空港、、、その後開港まで

 

津波直撃後の壊滅状態の町、、、その後

 書いてあるのはたったの数ヶ月から一年でここまで整理できている

日本を称えてある

 

震災のあった3月11日の夜はイタリアでも日本の震災の特番が放映されていた

 

イタリアに住んでいていつも事の進まなさを痛感している私にとって

確かにこの国からみれば驚異的な速さで復興を進めているようにみえる日本は

前よりも強くなったようにみえるのかもしれない

これ以上の困難はないだろうという困難に立ち向かっている日本

でもこの数か月日本にいた私はテレビニュースで流れてくる数々の問題や課題をみていると本当に日本はこれを全て処理できるのだろうか?と、、、不安になってくる

 

原発の問題はいうまでもなく

被災者の生活や心の問題、、、、

問題をあげかけたらもうきりがなくなる

 

そしてえらそうなことを書いていても自分では結局何ひとつできないもどかしさも

 

多くの人が言っているようにこれから先

子孫に伝えていかなければならない絶対に風化させてはいけない出来事

 

天皇陛下が震災の追悼式には何が何でも出席すると自身の心臓の手術日を決められた

ようにこれから先も日本国民が総出一体になって復興を進めていかなければいけないと

改めて思ったこの日でした