ボニー・ピンクのアルバム“REMINISCENCE”を聴きました。これは他の人の曲を彼女が歌ったカバー・アルバムです。曲目のオリジナルは、
Perfect [original:Fairground Attraction]
Manic Monday [original:The Bangles]
Got Me A Feeling [original:Misty Oldland]
The Origin of Love [original:Hedwig And The Angry Inch]
Don't Get Me Wrong [original:The Pretenders]
真夏の果実 [original:サザンオールスターズ]
That's Just What You Are [original:Aimee Mann]
Your Eyes [original:山下達郎]
Through The Dark [original:TheSUNDAYS ]
など。有名な曲が多いけど、僕ははじめて聴く曲もありました。でもどれもとてもいい仕上がりです。
印象に残ったのはサザンの真夏の果実。サザンのアルバムは私は初期のものはよく聴いたのですが、最近の出せばミリオンヒットというシングル・アルバムは全然聞いていませんでした。それに、サザンはいいと知っているはずなのに、ここまで国民的バンドになってしまうと、無条件に拒否反応が出てしまうのですよ。宮崎駿のアニメをなかなか観る気になれないように(ハウルもまだ観ていない)。
でも、このテレビでよくサビの部分を聴いた真夏の果実も、ボニー・ピンクのしっとりした歌声と落ち着いたアレンジで聴くと、ホントいい曲だなぁと思います。楽曲そのものの素晴らしさを再確認させてもらった感じです。
他にはプリテンダーズの“Don't Get Me Wrong”。これもオリジナルを知っていたのですが、佳曲という感じで、特別好きな曲ではなかった。それが今回のカバーで聴くと、そのユラユラしたテンポにこちらも身体が揺れるようで、とても楽しい曲になっています。
私が一番気に入っているのは、エイミー・マンをカバーした“That's Just What You Are ”。エイミー・マンについては、アルバム『マグノリア』という傑作アルバムを聴いた事がありますが、“That's Just What You Are ”は今回が初めて。これも一見静かな曲なのだけど。聴いていると元気というか希望の湧いてくるメロディだし、またボニー・ピンクの声がそれにとてもよく合っている。なんだか世界が朝陽で照らされるような雰囲気なのですよ。
あぁ、聴いてよかったぁと思えるアルバムでした。
写真:木瓜の花
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