CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

石巻開成団地のまさちゃんのお料理は天下一品!

2014-12-23 11:40:49 | 被災地のこと(記録と記憶)
一日目の夜、みんな一旦散らばって、というか・・・
お風呂組、軽く食べる組み、その他・・・だったのかなぁ。
とにかく松厳寺集合ということで、一旦解散した。

私たち一行は、松厳寺にまず向かった。
そこで、次の行動を決めることにした。
その境内で揺れを感じた、地震だ。

この頃、つまり、3.11.以来、多少の揺れでは驚かなくなった。

この日の宿泊は、松厳寺。
本堂は震災で傾いてしまい、いまだに立ち入れない状態だ。
その隣に真新しい建物ができあがっていて、そこの一室で女性陣はお世話になる。
そして、男性陣は、仮本堂となっているコンテナハウス。

町田から参加の一行は、チェーン店のラーメン屋さんで軽くお腹を満たして、
それぞれが飲み物を買って、お寺の・・・これから会堂になるところに集まった。

そこには、『まさちゃん』の笑顔とお料理もやってきた。
まさちゃんは、開成団地に住んでいます。
まさちゃんの息子はたくさんいます。
みな・・・ボランティアで石巻にかかわってきた人たちです。
パワフルなマキコさんも可愛い娘です。
まさちゃんは、クリスマス会が終わってから、
ボランティアのみんなのために、お赤飯やら、おさしみやら、
お魚のから揚げやら、茎わかめ、青菜と油揚げ、しば漬け、じゃこ・・・
とにかく、抱えきれないほどのおふくろの味を持ってきてくれました。

美味しい・・・
どんな高級レストランもかなわない・・・
まさちゃんのお料理・・・

住職が、挨拶した。
「さっき揺れた時、今なら来い、大丈夫だ!みんながいる!そう思った。」と。

まさちゃんの料理がその象徴だ。。。

ほんとうに幸せな打ち上げだった。

集まっている人の氏素性もなにもそこには価値はなく、
思想信条信仰そんなことも遥かに超えた・・・
『愛』と言葉にしてしまうと薄っぺらな気がするほどの何かがある。

私はそう感じた。

長野の赤十字からいただいた簡易マットと寝袋と毛布にもぐりこんだ。

『笑顔届け隊』があったから、私は石巻に行くことができた。
『踊り屋1Zen』があって、てっちゃんがいてくれたから、みんなと出逢えた。

感謝してもしきれない・・・石巻の夜。
前の晩は夜行バスで、身体を伸ばせなかった。
寝袋の中で、伸びをした・・・その幸せなことと言ったらなかった。

まさちゃん・・・とっても美味しかったよ。
ありがとう!(^^)!

そして、私は石巻二日目の朝を迎えた。


目覚めると朝陽が昇り始めていた


お世話になった松厳寺


境内から見える景色、そこに在った家々はすでになく、新しい家が点在している


この中にもたくさんの思い出が残っている・・・三年八カ月経った今も。


男性陣が泊まった仮本堂・・・コンテナハウス


松厳寺正面から・・・


本堂は傾いたままで入れません・・・東日本大震災慰霊のための卒塔婆が一本立っていました。
本堂の前でしばらく手を合わせました・・・何を祈るでもなく、何を考えるでもなく
ただ・・・手を合わせていました


仮設住宅・開成団地 クリスマス会の最後には冷たい雨。
一夜明け、快晴の開成団地(*^_^*)
片付けにみんな集まってきました。
都会では迷惑なペインティングもここでは温もりを感じます。


団地の向こうはグラウンド
子どもたちのサッカーをする元気な声が冷たい空気の中に響いていました。

クリスマス会の片付けの後・・・ふた手に別れました。

また・・・明日、書くとしましょう。。。
石巻の二日目が始まりました。



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