僕の感性

詩、映画、古書、薀蓄などを感性の赴くまま紹介します。

正岡子規

2009-01-21 00:01:10 | 文学
子規が1901年ごろ描いた「床の間図」です。

彼は「病床六尺」の中で、画の好みを次のように述べています。

「余は幼き時より画を好みしかど、人物よりもむしろ花鳥を好み、複雑なる画よりむしろ簡単なる画を好めり。それ故に画帖を見てもお姫様一人画きたるよりは椿画きたるかた奥深く、張飛の蛇矛を携へたらんよりは柳に鶯のとまりたらんかた快く感ぜらる。」

花鳥風月に親しむ風流人だったようです。

初めてのパエリア

2009-01-19 20:46:34 | 食べ物
今晩は、妻に食材を買ってもらい、私がパエリアを作ることにしました。

エビとあさりとホタテと鶏肉をフライパンにオリーブ油をいれ、火を通しておき別の皿にはずしておきます。①

米はコシヒカリをさっと洗ってザルにあげておきます。(5人分で3合)②

900mlの水にコンソメを3個入れスープを作ります。③

フライパンにニンニク、玉ねぎのみじん切りを入れてオリーブ油で炒め、玉ねぎが透き通ったら、②をいれさらに炒め、十分熱くなったらサフランと③と塩コショウを加えて混ぜ、表面を平らにし、パプリカ、サヤインゲンを並べ、沸騰させます。
1分くらいしたら弱火にしてふたをして約20分炊きます。

炊き上がったら①を並べてふたをして3分間蒸らします。




完成した手作りのパエリアは、彩りもよく、サフランライスの黄色も鮮やかでとても美味しそうです。実際食べてみると
オリーブ油とコンソメと魚介類の様々な芳醇で濃厚な味がごはんにまとわりついて、後を引く美味しさに仕上がりました。焦げ目もついて最高でした。

今度はさらにゴージャスに車えび、ムール貝を使って作ってみようかな。


平野早矢香選手 優勝

2009-01-18 20:56:03 | Weblog
卓球の全日本選手権 女子シングルスで、平野早矢香選手がカットマン王輝に勝利し、3年連続の栄冠を獲得しました。

最終ゲーム2本のエッジポイントを喫し、1-5のビハインドから、見事挽回しました。

強い精神力、そして古武術を取り入れた華麗なフットワーク、見る人をファンタスティックのとりこにします。

日本語で「清か」と書いて「さやか」と読みます。意味は「爽やかなさま」、「爽快なさま」になります。そんな名前がとっても彼女にふさわしく、これからもすがすがしい試合を見せてくれる、そんな期待を抱かせてくれるのです。

頑固者

2009-01-17 00:19:57 | Weblog
肥後(熊本)もっこすとは、頑固で一本気な熊本県人を指します。自己主張が強いため、話が進まず、「肥後の議論倒れ」と言われる事もあります。

土佐(高知)の頑固者のことは「いごっそう」といいます。新時代を切り開いた坂本龍馬のような反骨精神とユーモア精神を併せ持った気質を言います。

津軽(青森 津軽地方)の「じょっぱり」は「強情っぱり」が語源とされます。
津軽三味線は「じょっぱり」精神によって技巧と音の大きさを競った事から現在のような勇壮な音色のなったと言われています。

山形の米沢市では、へそまがり、頑固者、意地っ張りな人を「そんぴん」といいます。ソンピンラーメンはめっちゃ美味しいです。

馬のはなむけ

2009-01-16 23:36:38 | ことば
馬のはなむけとは、誰かとの別れや門出、旅立ちに際して、祝いや激励の意味を込めて贈られる金品、挨拶のこと。

現在は単に、餞や贐と書き、「はなむけ」と言い表します。

もともとは、旅に出るときや、娘が嫁入りするとき、乗る馬の鼻を行くべき方向に向けて、安全祈願を門出の祝いとする習慣がありました。

二十二日に和泉の国までと平らかに願立つ。 藤原のときざね、舟路なれどむま(馬)のはなむけす。  (土佐日記)

訳   22日に和泉の国まで平穏無事であるようにと心静かに神仏に祈願する。 藤原のときざねが船旅であるのに馬のはなむけをする。

卓球 全日本選手権

2009-01-16 23:30:37 | Weblog
 卓球の全日本選手権第4日は16日、東京体育館で行われ、混合ダブルスは決勝で田勢邦史(協和発酵キリン)、美貴江(十六銀行)の夫婦ペアが水野裕哉(明大)梶本麻莉菜(早大)組を3-1で破り、2年連続2度目の優勝を果たしました。
 男子シングルス3回戦で元全日本チャンピオンで46歳の斎藤清(埼玉工大職)が勝ち、女子シングルスの伊藤和子に次いで2人目の通算100勝を達成しました。

田勢邦史選手は長井市出身、斎藤清氏は立川町出身で共に山形が生んだ卓球界のヒーローです。特に通算勝ち星100の金字塔をうち立てた斎藤氏の快挙は、当分破られる事がないでしょう。
彼はカーブドライブ、シュートドライブ、ループドライブの3種類を駆使する屈指のドライブマンでした。オールフォアで攻め抜く強靭なフットワーク、同じ左ききのR.Nにも真似てほしいものです。

酒田卓球会館出身の酒井春香もジュニアの部で第3位を獲得しました。また私もよく知っている鬼澤健太も男子ダブルスで大健闘です。よくがんばりました!

山形人もなかなか優秀ですよね。

起きて半畳寝て一畳

2009-01-15 23:45:19 | Weblog
必要以上の富貴栄華を望んであくせくすべきではないということです。

どんなに立派な豪邸に住んだところで、人間ひとりの占める面積は半畳か一畳なのです。

洋七の祖母、「がばいばあちゃん」は箴言を残しています。

「どんなお金持ちでも、一度に人の3倍は食べられない。どんな裕福な人でも1日は24時間しかない」

金銭的に余裕のある人は、自らの進むべき道を「徳」の積み重ねに見出しては如何でしょうか。

食前の祈り

2009-01-15 22:25:10 | Weblog

シャルル・ル・ブランの「聖家族」です。

食前の祈りをささげているイエスを暖かいまなざしで見守るヨセフとマリアです。

食前の祈りはクリスチャンにとって当たり前の儀式です。日本人の「いただきます」にあたります。

For what we are about to receive,may the Lord make us truly thankful.Amen.

主よ、今から我々がこの糧をいただくことに、感謝させ給え、アーメン。

はく

2009-01-14 21:02:50 | Weblog
身に着ける意味の「はく」という動詞には「履く」と「穿く」があります。
「履」は靴を履く、草履を履くという風に使います。音読みでは履歴の「リ」
「くつ」という読みもあります。

「穿」は、ズボンを穿く、靴下を穿くのように足をとおす物に用います。音読みでは「セン」、穿孔という言葉もあります。

まぎらわしいので注意しましょうね。