僕の感性

詩、映画、古書、薀蓄などを感性の赴くまま紹介します。

日本女子決勝進出ならず

2008-02-29 22:30:58 | 卓球
 シンガポール戦、日本女子は0-3で完敗を喫しました。リ・ジャウェイと対した平野早矢香はバックミドルの弱点を露呈し、得意のフォアドライブをかけさせてもらえませんでした。
 福原愛は、格下のフォン・ティウォンウエイにいいところなく敗れましたが、バックハンドが互角、フォアハンドが劣勢ではなす術がないように感じました。ハンガリーのトートは福原のレシーブ強打に対応できませんでしたが、フォンはバックハンド強打をものともせず、逆にバックストレート強打で得点を重ねていました。
バック対バックに固執せず、もっと回り込んだり、フォアストレート強打をためしたり、柔軟に緩急をつけたりと意外性のあるプレーをしなければならないと思います。
 かつて梅村礼がチャン・イーニンに6-10から大逆転し、フルセットをものにしたように、日本女子にはハイリスク、ハイリターンの大胆かつ積極的な攻撃も欲しい所です。

勝って兜の緒を締める

2008-02-29 19:31:32 | 卓球
● 宮崎監督
メダル獲得という最低限の目標を達成したので、準決勝で勝って中国とやりたい。選手には喜びすぎるなと言った。ようやく低迷から脱して復活の時に来ている。中国を脅かす狼煙を上げる時が来た。8年ぶりのメダル獲得で日本の卓球ファンに喜びを与えることができた。
岸川も吉田も呉志祺に負けている。呉志祺はまだ一度も出ていないけど、たぶん彼を3番に使ってくるだろうと思った。吉田は荘智淵に勝っているので前半で起用。韓陽を3番にした。勝利を確信したのはトップで水谷が良い勝ち方をしてくれた。吉田は荘智淵に2連勝しているし、吉田は勝てると思った選手にはめちゃくちゃ強いから。

 世界選手権卓球男子、2000年以来のメダル獲得です。宮崎監督は、勝って浮かれすぎる事もなく、冷静沈着なところが立派ですね。あくまでも古豪復活の名誉を勝ち取るまでクールなアドバイスに徹する事でしょう。臥薪嘗胆、長い低迷期を、彼は辛抱強く待ち続け、選手を育ててきました。その苦労がいよいよ報われる時が来たのです。きっと宮崎監督なら勝てる、そう確信しています。

世界卓球男子

2008-02-28 20:00:09 | 卓球
 卓球男子も女子に負けず劣らず、ドイツに勝利しCリーグ1位で決勝トーナメントを迎える事になりました。
 写真は、吉田海偉が世界ランク40位のズースを破った試合の模様です。彼の強烈なフォアドライブが炸裂し、3-0で完封です。ボルが欠場してはいますが、格上のドイツを一蹴した大和魂は見事の一言です。
 私の予想では男子はシルバーメダルをゲットできるはずです。
がんばれ~ニッポン!

世界卓球女子

2008-02-28 19:38:34 | 卓球
 中国広州で行われている、卓球世界選手権団体戦、日本大活躍です。この写真は、予選の韓国戦2-2のラストで福原愛選手が接戦をものにした瞬間です。相手のマッチポイントを凌いでの勝利は見事です。
 今、スカパー308のJスポーツで決勝トーナメントの準々決勝を観戦しています。日本対ハンガリー戦、まず福原愛が勝ち、平野早矢香がポータを撃破し、最後福岡春菜が3対0でロバシュを破りました。日本が勝利し銅メダル以上は獲得です。おめでと~
 ロバシュは福岡のサーブに全然対応できていませんでした。彼女の王子サーブはバウンドしてからが実に速く、変化もものすごいです。
 平野早矢香は今、最も安定しており、安心してみていられます。ミドルをついてから両サイドの厳しい所へのドライブ攻撃がものの見事に決まります。またバック側からフォアストレートに打ったあとにフォアに動く予測の巧みさと、すり足のフットワークが抜群です。
 福原愛はトートをフルセットの末勝ちましたが、下がるトートに対してベンチは粒面で前に落せと指示していました。このアドバイスが奏功し、早いタイミングで攻撃が決まっていました。
 明日は、シンガポール戦です。日本の各選手は気持ちも乗っていると思うので、後は万全の体制で力を発揮して欲しいところです。

2008-02-27 00:15:58 | 薀蓄
 自分はどちらかというと「晴れ男」だと思っています。ただ雨は好きですね。
日本には昔からたくさんの雨を使ったきれいな言葉があります。
 思いつくままに、通り雨、小糠雨、氷雨、時雨(しぐれ)そして吉行淳之介の芥川賞受賞作「驟雨(しゅうう)」などあげられます。
 そんな雨がつく言葉の中でもっとも気の利いているのが「遣らずの雨」だと思います。お客様を帰したくないかのように、突然降ってくる雨のことです。

貧乏男子 ボンビーメン

2008-02-26 23:54:47 | Weblog
 今日も「貧乏男子 ボンビーメン」観ちゃいました。年甲斐もなく感動して見ています。幼い頃兄を亡くし、知人の不幸を黙って見ていられず、助けてしまうツルテン君がなんともいとおしく、もどかしく、なおかついらいらさせてくれます。
 オムオムもいい味だしていますね。個人的に警官役の八嶋智人も大好きです。みんな小山一美のお人よしに振り回されながらも、一生懸命彼を助け、各々精一杯生きている姿が感動を呼ぶんですね。
 来週は、テルテルがホストでへまをしてチャぎーと一緒にクビになってしまいます。そこで一美と一緒に物々交換の仕事をやることになるのですが・・・
 来週も感動する時の一美ちゃんのくしゃくしゃ顔が楽しみです。

空虚

2008-02-09 22:35:30 | Weblog
 この頃、虚無感が体を覆ってしまう。
好きな事も心から楽しめない。
むしろ苦痛。

今日も全然だめだった。
能力の限界を感じやすい歳なのか。
未来が妙に亡羊としてくる。
 
明日も朝が早い。
 寝よう。
 

猪と魯山人

2008-02-06 23:31:45 | Weblog
 陶芸家、北大路魯山人は美食家としても知られています。彼は、猪の肉を好み、ボタン鍋、すき焼き、バーベキューなど度々舌鼓をうちました。
 夏期の猪はほとんどが赤身で、後々脂がつきもみじが紅葉するころ最高潮に達します。野生の猪は、猪豚とは違い、沢蟹、どんぐり、山芋などを食べ、野山を走り回っているので、肉がしまり、野性味にとんだ味がするそうです。
 魯山人が、食道楽七十年を回顧して、「後にも先にもこれほど美味しいと思った事がない」と評した猪肉の部位が肛門の周りの肉でした。歯ごたえが良かったのでしょうか、香ばしかったのでしょうか、それとも、適度な脂肪が含み甘みがあったのでしょうか、推測の域を出ません。
 猪肉は、低カロリー、低脂肪でカルシウムやビタミンが豊富で、コラーゲンもたっぷりだそうです。
 しかし皮肉な事に、きわ物好きな美食家の彼も半生の田螺を食べ、肝臓ジストマに冒され、肝硬変になりその生涯を閉じました。

バスの由来

2008-02-06 22:24:46 | Weblog
 現代まで続くバスの起源であり、かつ「バス」の名の由来となったのは1825年にフランス・ナントで運行を開始した乗合馬車です。ナント郊外で公衆浴場を経営していた退役軍人スタニスラ・ボードリーは、ナント市の中心部と浴場の間で送迎用の馬車を運行していました。ボードリーは市民が彼の馬車を浴場へのアクセスとは無関係な移動の手段として利用していることに気づき、乗合馬車の事業化に専念することにしました。

「バス」の語源は、ラテン語で、「すべての人のために」という意味のomnibus(オムニブス)から来ています。ボードリーが乗合馬車事業を始めたころ、ナント中心部のコメルス広場にはオムネ(OMNES)という帽子屋があり、「OMNES Omnibus」という看板をかかげていました。この看板が馬車乗り場の目印ともなったことから、馬車の方もオムニビュスと呼ばれるようになり、みんなのための車というvoiture omnibus という語が生まれました。