僕の感性

詩、映画、古書、薀蓄などを感性の赴くまま紹介します。

竜胆の季節

2009-09-30 18:57:46 | Weblog
今年もYさんの庭の竜胆(リンドウ)に出会うことが出来ました。



薄い青紫のラッパ形の花が愛らしいです。

昔昔、役小角(えんのおづぬ)が日光の奥山で山道を歩いていると、一匹のウサギが現れリンドウの根をなめていました。役小角は試しに病人にリンドウの根を煎じて飲ませると、優れた効き目があったそうです。

リンドウの根は「リンドウコン」という薬がとれますが、竜の肝のように苦いので、漢字で竜胆と書かれるようになりました。

大好きな秋の草花です

井上ひさし

2009-09-29 23:50:30 | Weblog
彼の作品、『吉里吉里人』を読んだとき、随分博識で歴史に精通している人と感心したものです。
遅筆堂文庫と称して多くの蔵書を彼の故郷に寄贈している人でもあります。

彼は「女房に男がいるらしい」と悩むときとか、面白い本を読んで、「ま、彼女も一人前の人間として仕方ないか」なんて感じで救われると語っています。

自らの離婚については、「自分が過ごしてきた22、3年間がスポーンとなくなる、その恐ろしさ、結婚した瞬間からひとりぼっちでいる今の自分までがピタッとくっついて、間の自分の人生がなくなっちゃう。その心細さっというか恐怖はすごかったですよ。」と話しています。

彼は1961年、内山好子さんと結婚し、1986年に離婚しています。
1996年に西舘代志子さんと名前の変わった彼女は、「修羅の棲む家」を上梓して、井上ひさしの凄惨な家庭内暴力(DV)を暴露し世間の波紋を呼びました。

人を楽しませ、笑わせる才能に長け、紳士で穏やかな語り口で話し、腰が低く、誰と分け隔てすることなく丁寧に対応してくれる人なのですが・・・

ミゾソバ

2009-09-29 22:57:54 | Weblog
裏の用水路にたくさんのミゾソバが咲いていました。
名前の由来は、溝に生える蕎麦(ソバ)に似た葉の草という意味です。
葉の形が牛の額に似ているので、ウシノヒタイという別名も持っています。


イヌタデも写っています。


地味だけど結構やさしい色合いですよね
ルリシジミが休んでいました。

イチジクの実

2009-09-28 23:57:39 | Weblog
イチジクを食べました。
クエン酸を含むのでやや酸っぱいですが、糖分もあるので全体的に優しい甘みを感じます。
漢字で、無花果と書きますよね。花を咲かせずに実をつけるように見えることが名の由来ですが、花嚢の内部にたくさんの花を咲かせるのです。

原産地はアラビア西部で、日本には1630年長崎に渡来しました。かつては不老長寿の果物と謳われました。




秋を目で食(は)む!

2009-09-28 23:48:41 | Weblog
山形市西部Kさんのお庭にお邪魔しました。

アブチロンという熱帯地方原産の花が三種咲いていました。

一般的なアオイ科アブチロン属の幅広タイプの「アブチロン」です。

チロリアンランプとか浮釣木(ウキツリボク)とか呼ばれる、同じアブチロンの仲間です。

もうひとつが黄色いアブチロンです。

私には違う花に思えてしまいます。

次はベゴニア三種。

ドラゴンウイングという種類です。
赤が鮮やかです!



八重のベゴニア

他にも様々秋の花や実を楽しませていただきました

姫リンゴ

シロシキブ
アサマフウロ


マユミ
葉も紅葉して綺麗です。

Kさんに7月8日に西蔵王から撮った写真をいただきました






エストニアのチョコレート

2009-09-26 23:12:30 | Weblog
バルト三国のエストニア共和国に留学生として約半年留学していた学生さんからお土産にチョコレートをいただきました。




普通のチョコでした。
さて問題です。バルト三国を答えてください。 そうですね。

北から、エストニア・ラトビア・リトアニアになります。

学生さんはスポーツが達者で、エストニアやトルコで剣道や空手を教えていたそうです。空手は盛んですが、まだまだ剣道は知名度が低いようですね。

彼が、異国の地で驚いたこと・・・それは公衆トイレが有料なこと。日本円にして50円から70円するそうです
小銭もってないとやばいですよね。中国の丸見えトイレよりはましですがね。

最初英語が出来なくてちょっと落ち込んだそうです。でも苦労の末日常会話は不自由しなくなり、現地の人ともコミニケーケーションが取れるようになったとおっしゃってました。
えらいです。将来は先生になりたいそうで、感じのよい好青年ですので、きっとよい先生になることでしょう。

サラミでビールが旨い!

2009-09-26 23:07:30 | Weblog
秋は果物が旨いです。
タコの卵のような形のブドウをいただきました。


上品な甘みがあり美味しいです。

珍しくスーパードライを飲んでいます。

つまみは買ってきた鎌倉ハムのサラミソーセージ。


うすく切って食すとすこぶるうましです!

ついつい食べ過ぎちゃうのです

キノコづくし

2009-09-26 22:30:54 | Weblog
義父が六十里越旧街道散策に出かけ、お土産に「ナメコ」と「ブナハリタケ」を買ってきてくれました。キノコに付着した土や枯葉を取り除くのに苦労します。




ブナハリタケはブナの枯れ木上に重なり合って発生します。キノコに強く甘い香りがあります。見た目は「スギカノカ」に似たキノコです。
舞茸もいただきました。


妻がブナハリタケとマイタケをふんだんに入れたすき焼きを作ってくれました。


ブナハリタケの甘い香りと腰のある歯ごたえが気に入りました。

自分は、アゴ(トビウオ)でダシをとってから、ナメコの味噌汁を作りました。



まあまあうまく出来たかな~?

初秋

2009-09-25 21:50:08 | Weblog
今日は快晴で、イワシ雲が広がっていました。うろこ雲、さば雲とも呼ばれ、秋特有の雲です。



薄(すすき)の群生にも出会うことが出来ました。尾花とも呼ばれ、風情がある植物です。しみじみと秋の物思いに沈みます。


反対側の空は、雲と空のコントラストがとっても綺麗でした。



山形市北部に移ると、コスモスの見事なスポットがありました。



キク科コスモス属で秋桜(アキザクラ)とも言います。メキシコ原産の帰化植物ですが、野菊やヨメナ、ミヤコワスレ同様、日本古来の花のように錯覚します。
見惚れてしまいます。