僕の感性

詩、映画、古書、薀蓄などを感性の赴くまま紹介します。

天晴れ! 水谷準選手

2016-08-16 10:36:41 | 感動


卓球の水谷準選手がやってくれました!

オリンピックの銅メダル獲得は、オリンピック史上初の快挙です。
往年のスター、サムソノフには付け入る隙を与えず、見事な戦いぶりでした。


団体戦も初の銀メダル以上が決定!
水谷は苦手なティモ・ボルにも3-0で勝利しました。

前回のロンドンでメダルなしで終わり、失意のどん底を味わいました。
そこから見事に立ち直ってのメダル獲得は、人間の可能性を教えてくれました。

彼の安定感は中国選手にも引けを取らないし、メンタルの強さも増しました。

また、サーブは20種類以上持ち、ドライブも伸びるドライブ、沈むドライブ、
シュートドライブ、ナックルドライブなど何種類も使い分けることができます。

また、次のボールのコースを予測し素早く動くこともできます。
戦術面も多彩です。

次の団体戦で仮に中国が出てきたら、
水谷選手は、馬龍(マロン)戦で見せた積極的な攻撃を実行できれば
勝利することも可能だと思います。

水谷がシングルで2勝、あとはダブルスで勝ち、頂点を極めてほしいと思います。


ヤン君

2016-08-02 17:52:26 | 思い出

ヤン君はマレーシアから来て、大学で学んでいる学生さんです。

とても素直で誠実な男性で、たいへん好感が持てます。

中国語、マレー語、英語、日本語の四カ国語を操る頭脳明晰な一面もあります。

ノスタルジックに浸る瞬間はないですか?と尋ねると

「いいえ」と存外平気な顔をして莞爾と微笑むことも忘れません。

前期のテストもほぼ終わり、時間があるということで
花笠まつりに一緒に行くことにしました。

さあて!何を御馳走したらいいのかな~?

狂言

2016-08-02 17:22:27 | 思い出
先週、野村萬斎さんと野村万作さんの親子で出演した狂言を観に行きました。

言葉は室町時代のそれを代々守っているので、理解が難しかったですが、身振り手振りの所作で
笑いを醸し出していました。

野村万作さんは御年85ながら、背筋がピシってしており、声も腹の底から唸りだすように響き
見事に演じておられました。

野村萬斎さんは「悪太郎」という題目を演じておられましたが
声の出しよう、足の擦り方、すべてまだまだ発展途上のような気がします。

萬斎さんには男のお子さんがおられ、内ひとりは学習院大学で学びながら狂言も学ぶという
二足の草鞋を履かれているそうですが、思いのほかしんどいみたいです。

彼には兄もいて、宗派がちがう狂言に取り組んでおられますが
いずれにしても野村万作さんか萬斎さんの名を引き継がれるのは弟さんのほうなのでしょう。

ちなみに同じ読み方でも旧字萬と現代の万と異なる漢字を使うのは、
狂言の世界は合うこと、同じことを嫌う風習というか伝統があるからだそうです。