僕の感性

詩、映画、古書、薀蓄などを感性の赴くまま紹介します。

キワモノ好き

2009-07-14 23:52:03 | Weblog
自分は食べ物の嗜好がメインのものより、どちらかというと捨ててしまいたい部位や端っこのところが好きですね。

たとえば、金目鯛の煮付けの目玉のところ。水晶体かガラス体か忘れましたが、目玉のところと周りのゼラチン質、トロトロ感がなんとも美味。

そして秋刀魚の内臓。腸や胃に細かいオレンジ色のアミが入っていたり、そのコクと苦味も最高です。

ホタテ。これは貝柱のところよりも、断然カイヒモの部分が美味しいです。コリコリ食感がいいですね。

鱈はドンガラ汁を冬場食べますが、身の部分よりも当然キクワタ、肝臓がおいしいです。

鰺の干物は大好きですが、中骨の薄皮をはがして食べるのが特に好きです。

鰊やハタハタは絶対卵が美味しいです。鰊のそれはプリプリ歯ごたえを楽しみ、はたはたのブリコはブリブリねばねばと味わい深いのです。

鶏は断然、砂肝。フライパンで塩・胡椒を加え炒めて食べると抜群です。
あと鶏のボンボチ(尾の肉)がジューシーで旨いです。

昔食したものでは、一位がカミキリムシの幼虫を炙ったもので、二位が雀やウソという鳥を砂糖醤油でこんがり焼いて食べたものです。

他にタコの吸盤、イカの足、シャケの腹側の脂ののった身の部分、シャケの頭や軟骨、尾のひれ、などの部位を鍋にした料理が好ましいです。

俺の嗜好を聞いても仕方がないって・・・だよね! でも共感できる人って案外多いのではないでしょうか。

浅田次郎 憑神

2009-07-14 22:09:30 | Weblog


浅田次郎作の「憑神」を読み終わりました。この作品は、妻夫木聡君を主人公にすえて、映画にもなった時代小説です。主人公は貧乏御家人、別所彦四郎。
三巡稲荷に願をかけたのが運のつき、貧乏神、疫病神、死神らに追われる破目に陥ってしまうのです。
とことん運に見放されながらも、窮乏を脱しようと懸命に生きる姿は、抱腹絶倒にして感動の雨霰を保証します。

愛しい妻をさす箇所に、
「このまま地の果てまで搦(から)め取ってしまいたい」という表現がありました。いい表現です。

長谷川穂積 9度目の防衛成功

2009-07-14 21:53:19 | Weblog

 世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級のタイトルマッチ12回戦が14日、神戸・ワールド記念ホールで行われ、同級王者、長谷川穂積(28)が、世界初挑戦の同級4位、ネストール・ロチャ(26)=米国=を一回、2分28秒TKOで降しました。


 長谷川は、日本の世界王者として勇利アルバチャコフと並ぶ歴代2位タイの9連続防衛を果たししまた。また、世界王座4連続KO防衛は具志堅用高の「6」以来、日本人2人目の記録。

 長谷川がロチャを圧倒しました。一回、強烈な左ストレートで足元をぐらつかせ、右フックで最初のダウン。立ち上がったところに左右の連打を浴びせて再びダウンを奪い、レフェリーが試合を止めました。ロチャは長谷川のスピードについていけず、手が出ませんでした。


長谷川のパンチのスピードがとてつもなく速いですね。相手のパンチもよく見えて
全然食らわないのも動体視力が優れているからですね。

彼は小学生低学年の頃から、父の教えのもとボクシングを始めました。中学のときは、父への反発から、卓球を部活に選び、みごと市の大会で優勝を遂げています。
彼の反射神経の良さと、動体視力のよさは、卓球を通してさらに鍛え上げられたものかもしれません。
それにしてもダウンを奪った右フックは見事でした。