僕の感性

詩、映画、古書、薀蓄などを感性の赴くまま紹介します。

プリティウーマン

2009-03-30 22:36:45 | Weblog
 1990年のアメリカ映画。

 企業買収を繰り返す実業界の一匹狼エドワード・ルイス(リチャード・ギア)。ふとした言葉の行き違いから恋人と別れた夜、ハリウッドの路上で道案内を頼んだストリート・ガール、ビビアン・ウォード(ジュリア・ロバーツ)を気まぐれ半分で高級ホテルの自分の部屋に呼びます。ビビアンにとってそれは見たこともないような眩い世界でした。そしてエドワードにとっても無邪気さの中に知性を隠し持つビビアンとの出会いは新鮮なものでした。翌朝、エドワードはビビアンに1週間の間、自分のアシスタントとしてそばにいてくれと頼みます。エドワードに命ぜられるまま華麗なドレスに着替えた彼女は生まれ変わったようにエレガントに見えました。
 そしてビビアンとの生活はエドワードにも変化を持たらすのです。彼はモース(ライフ・ベラミー)の経営する造船会社を買収しバラ売りすることによって莫大な利益を手にする計画を進めていましが、土壇場になって相棒の弁護士スタッキー(ジェイソン・アレクサンダー)の反対を押し切って、友好的な提携へと計画を変更します。
 1週間が終わり、エドワードがニューヨークに帰る日がやってきます。彼はビビアンにまた会いたいと、生活できるだけの金を渡そうとするが、プライドの高い彼女はそれを断り、部屋を去ります。自分に目覚めたビビアンは新しい生活を始めようと旅立つことを決意しますが、そんな彼女を迎えに来るエドワードの姿がありました・・・

ハロー効果

2009-03-30 21:21:20 | Weblog
人間には、ハロー効果という心理があります。「ハロー」は[haro]というスペルで、「後光」、「光輪」という意味です。
「ハロー効果」とは、人の人格や特性を評価したり判断したりするとき、一部の顕著に好ましい特徴によって、その人のすべての特徴を不当に高く評価してしまう傾向をいいます。
仏像の光輪は、仏像のありがたさを実際以上に高めています。キリストの光背やオーラなどもそうですよね。
アメリカの心理学者F.ウエルズは、他者のパーソナリティを判断するとき、評定する人が、評定される人を「よい」「悪い」という一般的な印象によって判定してしまう傾向にあることに気づきました。たとえば、美しい容姿に好感を持つと、その人の知能や人柄まで実際以上に良いと判断する傾向にあります。
また有名大学を出ているだけで、人柄も能力もいいだろうと思ったり、芸能人というだけで全人格を高く評価したりします。