うさたろうの 気儘なフランス散歩

2年の予定が丸7年。赤貧学生としてのフランス生活にも終止符。約4年8ヶ月続けてきた日記、改め、気儘なフランス散歩…

言葉について。雑感

2006-02-15 21:38:53 | フランス(人)
数日前に書きましたが、小包紛失事件(?)。
捜索願を出していたわけですが、昨日電話が入り、無事見つかったとのこと。
やったね
早速今朝、郵便局に取りに行ってきました。

たまたま、先日と同じ男性の窓口に。
「捜索をお願いしていたこの小包、見つかったとのことで、昨日電話をいただきました。」
「あ、そう。」
それだけ言うと、やっぱり無愛想に席を立ち、奥に行きました。

暫くすると、手に荷物。
誰からだろう?とはやる気持ちを抑え、パスポートを見せ、受け取り書にサインをしようと身構えると。
「あ、もうそれで結構。」
パスポートを彼の目で確認するだけで、受取のサインもいらないの?
う~む。進んでいるというべきか。
…因みに、家で小包を受け取ると、小さな電子手帳みたいなものを渡され、その画面にサインします。
日本って、今どうなんだろう?やっぱり印鑑ですか…すっかり忘れてしまいましたが。。。




でもって。
無事受け取れたからいいのですが。
やっぱり「ご心配をかけて申し訳ありませんでした」系の言葉が全くなかったよなぁ、と。
そして、考えてみれば、フランスにいて、そういう言葉を1回も聞いたことがない、ということに今更ながら気がつきました。
一応フランス語だって、そういう言い回しはできるはずなんですけどねぇ。。。
使っている人は使っているのでしょうか…



ほんとに、言葉というのは不思議なもので(というより当たり前?)、文化や考え方を著しく反映しています。
フランスに来て、いつも不便だなぁと思うのは
「お疲れ様でした」とか「頑張ってね」などに該当する労いの言葉がフランス語に存在しないこと。(「お帰りなさい」とか「ただいま」もそうでしょうね…)
…私、こういう言葉好きなんですけど。
ないのをわかっていて、そういうタイミングに、ついまごまご言葉を探す自分がいます。

勿論、フランス語にあって日本語にはない言葉も結構あるわけで。
例えば、ある動物が「鳴く」という動詞は、動物によって実にさまざま存在します。
日本は、せいぜい「吠える」「鳴く(啼く)」「いななく」ぐらいのヴァリエーションですものね。