うさたろうの 気儘なフランス散歩

2年の予定が丸7年。赤貧学生としてのフランス生活にも終止符。約4年8ヶ月続けてきた日記、改め、気儘なフランス散歩…

飛行機はやっぱりシンドイ

2006-02-10 14:54:56 | 日常生活の中で
昨日、パリのステュディオに辿りついたのが18:00頃。
飛行機であまり眠れなかったこともあり、スーツケースの中身を片付け(家では箪笥代わりになっているのでまず片付けないと動き回れないのであります…)シャワーを浴び、20:00過ぎにはベッドに潜りこんでしまいました。
予定では2時間くらい休み、それから起きてブログなども書くつもりだったのですが。
目が覚めたのが3:00。

こんな変な時間に起きてもなぁ…とずっとベッドの中でモゾモゾしていたのですが。
意外に寝つけないのでエイヤッと起きることにしました。
と言ってももう7:00前ですものね。既に朝です。


さて、昨日の教訓。
「荷物の重量制限にはやっぱりきちんと気をつけよう!」であります。

自分の好きな座席を指定するためもあって、11:05成田発のJAL便に、朝8:00過ぎには空港へ到着しました。
スーツケース宅配便引渡しカウンターでスーツケースを受け取り、手持ちの爪切りなどが入った小物入れをその中に放り込み、チェックインの窓口へ。

エコノミークラスで預けられる荷物は20キロまでというのは勿論知っていますが、今回だけ何とか大目に見てもらえますように、と祈りながら、順番を待ちました。

そして間もなく、自分の番が巡ってきました。
荷物を重量計の上に載せると、やっぱり32.5キロと無情にも表示されているのが目に入ります。
…担当の人が気がつきませんように!(そんな訳ないか…)

私の希望通りの座席が取れることを教えてくれ、係りの人は言いました。
「お預かり荷物は20キロまでです。25キロまではサーヴィスいたしますが7キロ分追加料金をいただきます。」
「はい。わかっています。でも今回だけ何とかならないでしょうか?」
(←フランス生活で身についた図々しさ)
「ですから5キロ分サーヴィスいたしますから、それ以上は無理です。」
「そうですか…。あのぉ、因みに1キロお幾らですか?」
「6900円です。」
=となると約5万円支払わねばなりません。
それだった送ったほうが余程ラクだし安いのです。
こんなに苦労して持ってきたのだから何とか…

というわけで私は必死になって我儘な説得を試みました。
次回以降絶対いたしません、誓約書書きますから…(まるで子供の言い訳ですねぇ)、昨日突然7キロ痩せたということでその体重分だと思って…etc.

そんなこと言われても係りの人は困りますよね。
「いえ。でも皆様にお支払いいただいていますから。」の1点ばり。
でも、流石に可哀想になったのか「それでは7キロ分、お手荷物にされませんか。」と提案をされました。

既に、ショルダーバックを下げ、背中にリュックと手荷物(割れ物)を持っていた私。
「これ以上持って入れますか?…2キロ分追加料金をお支払いしますから、30キロを預かってもらえませんか?」
となおも食い下がってみました。

しかしやっぱり
「それはできません。とにかくお預かりはどんなに重くても25キロまでです。」
…「わかりました。それでは何とか25キロまで減らします。」
「そうですか。それでは袋がお入用ですか?」
親切なその係りの方は、2枚重ねの紙袋を用意してくれました。

そこに私は更にお願いをしてしまいました。
「座席はそのまま取っておいていただけませんか。また並んでこの窓口に参りますから。」


一応、覚悟はしていたのですよね。
追加料金を取られるくらいだったら、親元に宅急便で何がしかを送り返そうと。
でも。2~3キロくらいのつもりだったし。
7キロ分。。。

よしっ、折角係りの人も言ってくださるんだし、と、とにかく全部手荷物で持って入ることにしました。

隅の方でセキュリティーシールをはがし、スーツケースを開け、本類、漬物・味噌などの重そうなものを紙袋に移しました。
7キロというのがどのくらいの重さなのかよくわかりませんでしたが、これでまた引っかかったら追加料金を払う心積もりで、チェックインゾーンを一旦出て、再度入場、列に並びました。 

漸く待って、先ほどの女性の窓口に。
「これでどうでしょう?」

26キロ!
彼女は「せめて27キロ以内に。」と言っていたので、
「ご協力ありがとうございます。」とその後の手続きをしてくれました。
ホッ。1件落着。



しかし。
…問題は残っていました。
紙袋の6.5キロって持ち手が手に食い込んでかなり重いんです。
空港の暑さにコートも脱いだ私は、余分なところには一歩も動きたくない状態になっていました。
フランスでお世話になっている人のお土産を3つばかりどうしても買わなくちゃ!と思いは募るものの。
数歩歩いてあえなく断念。
今回ばかりは「ゴメンナサイ!」で済ませてもらおう。。。

既に、そのチェックイン騒動で疲れきった私は、インターネットコーナー向かう気力は全く残っていなかったのでありました。チャンチャン。。。