うさたろうの 気儘なフランス散歩

2年の予定が丸7年。赤貧学生としてのフランス生活にも終止符。約4年8ヶ月続けてきた日記、改め、気儘なフランス散歩…

06年版ミシュラン、もうすぐ出版

2006-02-23 06:28:12 | フランス(食べ物・飲み物)
鳥インフルエンザのみならず、深刻な災難続きの鴨さんです。。。
自分の年(酉年)の後は、厄歳が来るものなのでしょうか。
…元気出してね

なんでも3月初旬に発行になる、2006年版レストラン・ガイドかの「ミシュラン」で、日本でもお馴染みのトゥール・ダルジャンが1つ星に転落したそうです。
かつては3つ星に輝いていたのに。
96年に2つ星に落ち、ついに…。

私の家から近いので、涙に暮れる鴨クン達に励ましの挨拶をしてきたところです



と言ったって、現実の私にとって星つきレストランの話なんて、悲しいかな、全くかけ離れた世界。

折角パリにいるのにねぇ。
こんなのを時々食べ歩き回れる生活だったら、ホント楽しいだろうな
…お金、どっかから降ってこないかなぁ?

ん!
でも。
今の貧乏状態、決して恥でも、それほど嫌でもありません。
気持ちは結構豊かです。



そう。
2年前でしょうか、「お金がないからこの春、神輿を担ぎに日本には帰れない」と、お神輿で知り合った人にメールを送ったことがありました。
(→私は、担ぎ屋ではありませんが。浅草・三社祭ともう1つ、新宿区のお祭りには必ず参加していたのでした。お祭り大好き

するとその人は
「ウサちゃんがお金が無くて帰れない、という理由では恥ずかしいだろうから、町内の皆には忙しくて帰れない、って伝えておくね!」と返事が来ました。

その時私は、なんでお金がないと恥ずかしいんだろう?と。
確かに、遊んでばかりいて、それなのに、借金ばかり抱えていたら恥ずかしいかもしれません。

「私は貧乏であることが恥ずかしいとは思っていません。お心遣いはありがたいですが、皆さんにはそのまま伝えてくださって構いません。」




確かに、お金があったらなぁとは、よく思います。
お金があれば、あれもこれもできる!

でも。
私は今の私の生活が好き。
というか、今経験している貧乏がとてもありがたいと思っているのは事実です。

働いている頃の私はかなりの高級取りだったくせに貯金もせず、
「江戸っ子は宵っ越しの金はモタねぇ、のよ!」(←似非江戸っ子でしたが)なんて息巻き、好きなことに(食べ飲み、旅行、舞台鑑賞、新しいモノ買い、etc)にお金を全て消費していました。
…欲しかったら買う、欲しかったら即使う。

多分そのまま働き続けていたら、きっと何も考えなかったことでしょう。
せいぜい、思うことと言ったら
「私はブランド品とか特に好きじゃないから、何もそれほど贅沢はしていないわ。」くらいなもの。
今考えると、なんて贅沢な生活をしていたんだろう、と思いますけどね。

そういう意味で、今の自分がありがたかったりするのです。
買うことが出来なければ自分で工夫する・ガマンする=買わなくても出来ることの大事さ、とでも言うのしょうか。
これからまた働くようになっても、この経験は活かしたいなって。
…将来的にもお金持ちになれる展望が欠片も見えないからかもしれませんけどね
ま、いずれにしても、卑屈にならず気持ちが豊かなのを実感しているのはありがたいな、と。


う~む。
でも!
パリにいる間、1回くらい星つきレストランに行ってみたいなぁ…。
働いている頃だったら、きっと何も考えずに旅行に来ては、さっさと何度か体験しているのかしらん?!