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慣れたと思ったら、実はそうでもなかったヘブライ語 (2)

2013-10-03 08:20:27 | ヘブライ語
一昨日はヘブライ語基礎・中級講座の基礎Ⅲコースの第2回目でした。まずは先週学んだ、過去形では語根の第3文字ヘー(ה)がユッド(י)に変化するパアル動詞単語の復習。「建てる בונה」「泣く בוכה」もこのパターンですが、活用表を見ると不定詞(לבכות לבנות)だけ「ב」にダゲッシュ(同じ文字でも発音が異なる場合に文字につけられる点)がつかないことに気がつきました。なぜそうなるのか先生に聞いてみたところ、「ת פ כ ד ג ב」の6文字は単語の語頭に来た場合ダゲッシュがつき、語の途中だとダゲッシュがなくなる、つまり、語頭と語の途中では発音が異なるという決まりなのだそうです。へー。でも、これまでもかなりたくさんの単語を勉強してきたのに、そんな特徴的なルールにまったく気がつかなかった私って…。

授業は進み、上記のパアル動詞などを使った文章の発音と訳の練習。続いてはイスラエルの詩「イエシュ コアフ יש כוח」を学習。具体的には書きませんが、全世界の女性を敵に回す(!?)ような内容でしたw お次に学んだのは「生まれる」を意味する動詞「ノラド נולד」。もちろんこの動詞も性・数により変化しますし、過去形もあります(っていうか単語の意味的にも過去形で使う場合が多い)。まずはこの過去形を使った文章を発音し、訳の練習。当然会話も練習。先生が生徒一人ひとりに「あなたはどこで生まれましたか?」「あなたは何月に生まれましたか?」などと質問。でも、自分がどこで生まれたかは言えても、今まで月(天体のではなく、暦の)を学んだことがないので、言い方がわからない。なので、先生が私たちが日本語で言う誕生月その都度ヘブライ語に訳してくれました。ちなみに私は11月生まれなので「ノヴェンベル נובמבר」。英語とほぼ同じですが、他の方々の誕生月も英語と似ている感じでした。

ここで私がわからなかったのは、ヘブライ語では暦の月を表現する単語が2通りあること。以前「少し慣れてきたヘブライ語 (8)」で「ティシュレ月」のことを知りましたが、これは何の月? 先生に質問したところ、「ティシュレ月」はユダヤ暦においての月であって、太陰暦に基づくもの。「ノヴェンベル נובמבר」などは太陽暦での月の名前。そこからは、ユダヤ人には「新年」という日が複数あること、旧約聖書では新年は必ず春ではならない(聖書によれば出エジプトは春だったためらしい)ので、旧約聖書の新年はニサンの月、など延々とユダヤ社会の暦についてのレクチャー。これは非常に興味深かったです。それにしてもイスラエルの人々はいろいろな暦がよくごっちゃにならないなぁと感心してしまいます。

最後は14個の動詞の不定詞とその変化形(こちらももちろん14個)が左右2列でランダムな順番で並べられているものを線でつなぐという課題。これが滅茶苦茶難しい。いや、それぞれの動詞がどう活用するかが頭の中に入っていれば簡単なはずで、正確に言えば、活用がきちんと頭に入っていないということだと思います。というわけで、来週の授業までに動詞の活用をもうちょっとしっかり勉強するつもりです。

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