うさぎ! 書きまつがい! 映画! 音楽! お笑い!

平凡な日常だからこそ楽しんだもの勝ち!
http://twitter.com/usako_usagiclub/

1泊2日 大阪お笑いツアー(4)

2009-04-22 23:38:00 | お笑い!
「1泊2日 大阪お笑いツアー」の続き。心斎橋のほんとま屋からなんばの baseよしもとまで歩き、13時半より少し前に到着。LIVEワラb ジャルジャル1Hソロライブ『ジャルってんじゃねぇよ』の開場を待つ人だかりに圧倒されました。男性の姿もちらほら。私は整理番号が1桁台だったので、なんとか前の方に行って、無事に入場。最前列にも余裕で座れる状況でしたが、前日のNGKでの悪夢を繰り返したくなかったので、気楽にメモが取れそうな5列目のほぼ真ん中に着席。base の中に入ったのは初めてだったのですが、椅子の幅が微妙に狭く、肘掛けもないため、何かの拍子にすぐに隣の人と肩がぶつかってしまう窮屈さ。通路も中途半端な位置。これでよく消防法に引っかからなかったなー。

開演前にかかっていた音楽は Love Me Do や Please Please Me、She Loves You など The Beatles の初期の名曲。開演予定の時間を少し過ぎたころ、ネクタイにベストという結構きっちりした服装の男性2人組が突然舞台に現れました。どうやらヘンダーソンというコンビで、前説という感じではなく、片方が氷川きよしさんのものまねをやり、びっくりするほど自虐的な方法(それにノッてしまうお客さんにも正直引きました)で退場。オープニングもいったんジャルジャルが登場してから、またヘンダーソンが登場するという茶番。あと1時間このノリについていけるか、少し不安になりました。

ちょっと長めのオープニングのVTRが終わり、最初のネタでは後藤さん・福徳さんがジャケット姿で登場。「ティッシュは食べれません」というコントでしたが、二人がティッシュを食べている姿が目に焼き付いて離れません。ブリッジの音楽は斉藤和義さんの「Baby, I LOVE YOU」。ビートルズといい、斉藤和義さんといい、選曲のセンスなかなかええやん、と思っていると次のコント「パァッ」がスタート。これは見ていてちょっとイラっときましたが、オチは良かったです。ブリッジ「ベリー ベリー ストロング」の後は短いコント「変な奴に変な奴って平気で言う奴」。次の「お尻出さへん奴」では福徳さんが生ケツを出した瞬間を見逃すという失態(!?)を演じてしまった私・・・。

ブリッジのVTRはジャルジャルがごれまで新聞や雑誌の取材で言ったウソ(!?)が作家さん(?)のインタビューによって暴かれるという内容。今までジャルジャルに関する記事を読んだことがなかったので、だまされたなどとは思いませんでしたが、ジャルジャルって実はすごくしたたかな人たちなんだとびっくりしてしまいました。芸人さんらしいと言えばそうなのかもしれませんが。

VTRの後はコント「友達信用してない奴」。後藤さんをまったく信用していない福徳さんの目が脳裏に刻みつけられました。「理解不能者~すもう~」もかなりイラっとするコント。こういうネタを楽しめるか楽しめないかでジャルジャルが好きかそうでないかが分かれてくるのかもしれません。次の「黙って相手に言わす奴」は私の中では高評価。後藤さんも福徳さんも演技うまっ! 彼らがただ者でないことがよーくわかりました。短いコント「変な奴に変な奴って平気で言う奴 2」の後のブリッジは前のVTRの続き。ウソがエスカレートしていて、ギリアウトなんじゃないかと思ったほど。「ウソついてますよね?」という質問に、それでも福徳さんは「ついてないです」と返答。

次の「めっちゃふざける奴」はド下ネタでしたが、個人的にはかなり好きでした。「多忙振付師」も大好き。なんと言ってもBGMで使われた Boys Town Gang の Can't Take My Eyes Off You(君の瞳に恋してる)が良かったですし、あの空気の中まっすぐに前を見て踊りきった福徳さんが素敵でした。鋼(はがね)のハートの持ち主としか考えられません。「口笛説得」はアイディアもすごいと思いましたが、後藤さんの口笛が素晴らしかったです。「変な奴じゃないのに変な奴やと言われる奴」の後の「珍しい形で繁盛してる定食屋」のオチは秀逸。まさかこんな展開になるとは。

最後はネタのメイキング(どういう経緯でそれぞれのネタが作られたか)を実際にやってくれたのですが、これのおかげで1つ1つのネタが完全に私の記憶にインプット。また、このライブに使った小道具等の費用もVTRで紹介されたのですが、これは実際の費用ではなく、ただのネタなんじゃないかと何となく疑ってしまいました。

初めてジャルジャルの単独ライブを見て一番強く感じたのは「ジャルジャル=どこまでもしたたかで心の折れない奴ら」。おもしろさよりも心の強さが目についてしまって、見ている私もいつの間にか気が張ってしまったような。楽しかったけれど、それ以上に勉強になったという感じ。彼らが真剣にお芝居をやったらどんな感じになるんだろう・・・なんて考えてしまいました。

ところで、今回のツアーで初めて京橋花月とbaseよしもとに行き、やっと東京・大阪の吉本の全8劇場を制覇することができました。これを私は勝手に「吉本グランドスラム達成」と位置づけ、一人満足感に浸りたいと思います。(^_^;) あっ、東京に帰る新幹線の中、私がずっと考えてたことって何だと思いますか? それは「早く POISON GIRL BAND の漫才とトークが見たい」。大阪でさんざん笑ってきましたが、やっぱり私にとって一番おもしろいのは PGB だと再認識した「1泊2日 大阪お笑いツアー」でした。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする