浅草川柳会～純情潔白詩人の会スピンオフ企画(1)

4/5(日)は浅草花月で『浅草川柳会～純情潔白詩人の会スピンオフ企画』を見てきました。今年1/10に開催された『純情潔白 詩人の会 二度目の集い』(レポは1/11の日記でご覧ください)の続編とも言えるライブ。幕が開いてまず登場したのは薄紫色のセーターを着たカリカ家城さん。今回のイベントのテーマは「恋」とのこと。ブサイクランキングで1位になった話になると、お客さんから割れんばかりの大拍手。ご本人は「拍手がこんなに胸に刺さることはない」とおっしゃり、見ていてちょっと気の毒に思ってしまいました。司会は家城さんから「もっとも恋に遠い男」と紹介されたポテト少年団の菊地さん。ご自身も「人を愛することを忘れた男」と認めつつ、テーマに合わせて胸のチーフとメガホンをピンク色にしたことをアピールしていました。

今回はまず予選で20人の芸人さんが4グループに分かれて戦い、各グループ上位2名、合計8名がトーナメント方式で優勝を争う形。審査員は川柳作家のやすみりえさん、よしもとクリエイティブエージェンシーの森山裕之さん、そしてよしもと芸人のアンナさん。各自5点満点で採点し、3人の審査員の合計点数がその芸人さんの得点となります。得点が同点だった場合にはやすみさんの点数が高い川柳の勝ち。予選ではあらかじめ各グループ2つずつお題が与えられていて、芸人さんは作っておいた川柳を発表するのみ。トーナメント戦ではその場でお題が発表されるため、即興で川柳を作ることに。

まずAグループはピース又吉さん、カナリア安達さん、オコチャさん、ミルククラウンのジェントルさん、そして珍しく和服姿の増谷キートンさん。

お題1「待ち合わせ」(以下の川柳は誤字も含め、芸人さんが書いたとおりに表記します)
又吉さん「祖父が待つ 墓に行く祖母 紅を塗る」
安達さん「目を細め ハチ公と共に気味を待ち」
オコチャさん「人混みで 何故だかあの娘 スグわかる」
ジェントルさん「これからも いつもの場所で 待ち合わせ」
キートンさん「待っている 間もずっと 立っている」

審査の結果、又吉さんが9点、安達さんが8点、オコチャさんが11点、ジェントルさんが6点、キートンさんが11点をGET。キートンさんの川柳に2点をつけたやすみさんは「これを許してしまうとエロい方向に進んでしまう」と納得のコメント。一方キートンさんは「やすみさんの口から「エロい」という言葉が聞けただけで・・・」と興奮気味でした。

お題2「修学旅行」
又吉さん「クラス写真 変に折り曲げ 二人きり」
安達さん「この思い 届けあの娘に 枕投げ」
オコチャさん「思ってた いえない名前 出した夜」(各節の一番上の字をつなげると「思い出」になっています)
ジェントルさん「京都奈良 どこでも行くよ 君となら」
キートンさん「立っている 僕のあそこは 五重塔」

得点は又吉さんが12、安達さんが11、オコチャさんが13、ジェントルさんが6、キートンも6。お題1の得点と合わせるとオコチャさんが24点で1位通過、続いて21点の又吉さんが2位となりました。

お次のBグループのメンバーは平成ノブシコブシ徳井さん、POISON GIRL BAND 吉田さん、ノンスモーキン菊池さん、ポテト少年団の中谷さん、ジパング上陸作戦のチャドさん。

お題1「電話(メールでも可)」
徳井さん「「愛しTEL」恋のバリサン 信じTEL」
吉田さん「「鳴らねぇな」二つ折りが笑ってる」
菊池さん「遠距離で 絵文字で笑って 素で泣いて」
中谷さん「この想い 電波で飛ばす 愛メール」
チャドさん「さらばだと 消した番号 相方に土下座(きく)」

審査員の評価は徳井さんが9点、吉田さんが7点、菊池さんが11点、中谷さんが6点、チャドさんが9点。やすみさんによるとBグループの最初の川柳は「迷いがある。作り方がうざい。」とかなり厳しい評価を受けていました。

お題2「初恋」
徳井さん「真に受けた 保母の言葉で三十年」
吉田さん「放課後に 「好きだ」と言えた大事件」
菊池さん「5歳だしー 手をつなぐだけで エクスタシー」
中谷さん「恋なのか 君見て胸が 初ビビビ」
チャドさん「見たかったな ディアナのパンツ 今ストリッパー」

得点は徳井さんが8点、吉田さんが13点、菊池さんが8点、中谷さんが9点、チャドさんが10点。吉田さんは合計20点となり大逆転のBグループ1位。2位は19点の菊池さんでした。

とりあえず今日はこの辺で。続きはまた後ほど。