設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
不定期便で頑張ります~!

言えた義理じゃないけども

2005年03月11日 14時53分00秒 | 独り言
一体いつから大人達は こうも子供に媚びを
売るようになったのか。
最近 なんだか目に入ってくる光景・・・・
お店の前で「買って~買ってぇ~~」と転げ回る幼子。
まあ、よくある光景といったところか・・・・・
そして大体が それにうろたえている親の姿・・・・
子供という生き物は 幼くピュアな心を持っているのと
同時に 大人の「負」の目の色を見つけるのが天性的に
上手な生き物である。少しでも自分の欲求が勝てそうだと
わかれば それはそれは押しの一手だ。

先日何気なく目に飛び込んで来た光景は こんな光景に
プラスして 寝転がって泣いている我が子を抱き上げようと
した母親を 抱っこされながらも叩きまくる子供の姿。
「凄い・・・・」
何が凄いって どうして あんなに子供に叩かれ
困った顔だけでいられるだけか・・・という半ば呆れ半ば
感心の域に入ってしまっていた感想・・・
おまけに下に下ろされた子供は 今度は逆襲に出る。
母の足や お尻にケリを入れ始める。
そばには父親らしき人物もいるのだが
「駄目だよ。今度ね。」
一応 説得のつもりか。なんなのか。まだ二歳児位だろうか。
育児書には尤もらしく書かれるけどね 実は二歳児に
説得って あんまり通用しないのだよなと 一応現役母の
自分は呟いたりしてしまうのだ。

親は子供の友じゃない。親は親なのだ。
昔の頑固親父みたいな存在を 物凄く煙たく思う自分も
いるのだけど 子供のご機嫌伺いばかりの最近の親達も
やはり嫌だと思う。

叩かないで納得させる。こんな高度なテクニックを駆使出来る
親は 人でありながらも完璧な人なのだろうなと思う。
親も 実は子供と同じ人間。
だからこそ 時には 子供を精一杯抱きしめても抱きしめても
足りない位の愛情が心から溢れかえる事もあるし
子供が心配で心配で心がひっくり返りそうにもなる。
そして時には そんな親だからこそ 子供の理不尽に
怒り激怒し手を上げる行為に及ぶ事もある。
こんな矛盾した両者が 親だからこそ芽生えるのではない
だろうか。

子供がいつか心身共に成長して 自分と同じ価値観を持てる
大人になるまでは 親は「負」の目の色なんかしては
いけないのだ。そんな楽な事をしている場合でもないのだ。
自分の手の中で 一人の人格が確実に育てられている。
そんな重みを現役親達の私達は もっと考えなければ
いけないのかもしれない。

いい加減で母性欠如の「言えた義理じゃない」呟きです・・・・

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