設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
不定期便で頑張ります~!

観てきました~

2013年09月10日 08時08分46秒 | 独り言
昨日、ちょっと時間が合ったので
夫殿と「風立ちぬ」観てきました~

やはり宮崎作品!という感じがヒシヒシと・・

子供向けじゃないのは、確かかも・・
地震のシーンや夢のシーン
そこの映像は、凄いなあと。
個人的には、恋愛部分を入れない話しだと
どうなったかなあと思いながら観てましたが・・

一番印象に残ったのは、仕事帰りの主人公二郎が
「シベリア」というカステラに羊羹が
はさまれた(?)お菓子を
たまたま 道にいる子供達にあげうようとする。
ひもじいなら食べなさいという感じで・・
でも、子供達は 拒否して去っていく。
時代背景が凄く出てました。
不況、不景気、一般庶民は食べる物さえ
ない人達が一杯いる。
でも、二郎達技術者達は、仕事で
ドイツ視察まで行ける。
戦闘機の為には ガンガン国は資金投入。
でも実際 暮らしている国民達はカステラ一個も
買えない・・・たったのワンシーンですが
なんだかなあと思った場面です。
主人公が偽善しているとか悪いとかじゃなく
そういう世の中だったという事実。

あの頃の技術者達の戦闘機を造る葛藤も
出来れば描いてほしかったような・・
それを描くのは、つまらないのかもしれませんが・・

何かを作り上げる喜びの裏に
誰かの命が絶対なくなる。
その矛盾を 当時の人達は
どう克服していったのでしょうか。
そんな事 思える余裕もなかったのかなあとか。
仕事として全うしていく。
それだけだったのか。
今の時代の「何かを作り上げる」という
行動とは 全く違う価値観でやっていたのでしょうか。
お国の為に なんていう くだらん洗脳に
かかってしまった人達もいたのかもしれません。

ぶっちゃけ どんな優秀な技術者も科学者も
戦争という形では、殺人者になりえる。
本人の意志など関係なく。
凄い恐怖の世界ですね。
誰が悪いとか いけないとかじゃなく
こんな世界には 絶対に戻ってはいけないですね。

映像はキレイで 恋愛部分ははかなく
でも、なーーんか背筋ぞくぞくの
恐怖も感じてしまった映画でした。

大多数の人達とは、かなり違った感想かも??

ひねくれですねえ~~(^▽^;)


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