設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
不定期便で頑張ります~!

一体どこまで保護下??

2012年05月22日 18時35分08秒 | 独り言
先日、長男が通っている予備校より「保護者会の案内」が!!
そうそう、学校じゃなく「予備校の!」(ココ強調)
今や予備校は、親向けの説明会から保護者会なんてものを
バンバン開催するのだ!!
自分の昭和時代の高校生、もっと放任だったような??
いや、それは自分の家だけだったのか・・・
でも同世代の知り合い達も言っている。
今って「どこまで保護下なの~~??」と。。
そりゃあね、未成年の間は、親として責任有り。
でもヒゲの生えたおっさん化した息子の進路まで
親が指図するのお~~!!?って疑問・・・

なんでもその保護者会のテーマは「夏休みの過ごし方」
ううーーん、幼稚園児や小学生低学年のテーマみたい・・
受験生にとって夏休みは、天王山。どう過ごすかで
後が決まるというのも勿論わかるけど
そんな次元の話は、とっくに本人達はわかっている筈で・・
というか、親が「やりなさい」で本人が
「しょうがないなあ。うるさいから やるか」
なんていう高校生だったら、そこで終わりーーーって
思ってしまうのだけど・・・

自分の人生。自分の行く末。そんな事が考えられないのなら
受験なんていう一番優しく手っ取り早い作業から
足洗った方がいい。
なんていっても昨日覚えた英語の単語は、さすがに
今日は覚えている。
そんな一番単純な事ですら「面倒」だとか「嫌だ」と
思うなら、他の仕事はまず無理じゃないだろうか。。

今の世の中、自立出来ない若者が多いだの
親の年金を当てにするニート中年が多いだのと
問題になるけれど、親の保護下に大人になっている
子供を引っ張り込んでいる大人達も相当問題あるのじゃと
思ってしまう。
まあ、予備校も商売。
こうやって親を取り込み、焦らせ、夏期講習を増やして
もらうという手段でもあるが、度を越してくると
何の為の受験なのかわかってない高校生が続出しそうでもある。
「親が言うから」「うるさいから」「なんとなく」
そんな小学生のような理由で大学へ入り
就職もそんな感じ。気がつけば親は当てにならないほど
老いていて、ぽんと放り出された社会は当たり前だけど
受験のようにはいかない。
そこで初めて「どうするか」なんて自分で考えろって
言われても、途方に暮れるのは当たり前でもある。

よく受験が重荷でプレッシャーで切れるとか
ストレスたまってとか聞くけれど
「ウチは変わっている家だから それないからね」
なんて息子にも言ってしまう。
重荷ならやらなければいいい。
別に大学へ行ってくれなんて頼んでもない。
ただ成人になったら自分で食べていく。
それ以上でも以下でもない。

予備校に行ける。模試を受けられる。
勉強したくないと苦しめる。
全部贅沢な悩みでもある。
病気とか他の色々な理由でその苦しみさえ
味わえない、スタート地点にも立てない。
そういう受験生と同じ年の人達も絶対いる。
と、つい説教っぽく息子には言っちゃうけど
わっかっているんだかどうなのか親の小言なんて
この時代のコ達には、念仏ごときのようなもんで
ただ淡々と今日も学校帰りに予備校へと行く。
そうそう欠席と書かれた保護者会の出欠表持って。

やっぱり自分、相当時代と逆行かも。
でもココの部分だけは、どうも逆行しないのだけどね。。



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