設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
不定期便で頑張ります~!

理解者

2007年04月12日 17時42分20秒 | 独り言
4月なると やたらこういう歌がどこかで聞こえる。
「一年生になったら 一年生になったら~
 友達100人出来るかな」
うーん いつも考える。
思いきり ひねくれ屋だから 普通の大人のように
「誰とでも仲良くしようね~」なんて したり顔で
子供には言えない・・・・

大体 100人の人と「仲良し!」って出来るのかなと・・
すんごーく ひねくれ屋である。
が、なぜか「友達がいない=悪い事」っていう風潮は
不安な4月というこの時期を迎える人達にとって
変な拍車をかけるような気がするのだ。

孤独を嫌う。
これって 誰でもあるのじゃないだろうか。
特に女という人種は 誰かと一緒にいなくては駄目!
みたいな感情があるから 集団から一人離れると
凄く不安になる。大人になれきれないって事なのか。
何を隠そう 自分そんな大人になりきれない一人。
だから 一人でも 普通にしている人を見ると
「カッコいいなあ」なんて憧れる。

群れているようで 集団化しているようで
中身は空っぽというのは よくある。
「友達がこう言ってて~」という「友達」は
実は「単なる知り合い」だったりする。

「友達を作ろう」なんて 遮二無二言うから不安になる。
敢えて言うなら「理解者」でいいのじゃないかと・・・
自分が悩んでいる時に 一緒に悩んでくれる。
自分が悲しい時に 一緒に悲しんでくれる。
そう 要は 共感してくれる人がほしいのだ。
一緒に笑う相手は 実はどこでもいるものである。

長男は 今年の4月から中学生。
まだ数日過ごしただけの学校生活。
新しい事は 始まってもいないのが現実だろう。
それでも オバカな母は「友達出来たかな」と
変に気を揉む。わかっていてもつい「友達」という
呪縛が 気持ちを覆うのだ。

たった一人でもいい。
何年もかかってもいい。
いつか本当の「理解者」が出来る事を願うのみである。