設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
不定期便で頑張ります~!

一生勉強

2005年10月07日 17時51分10秒 | 独り言
学校の終了式の日。
はるか大昔の記憶だけど その日はいつもとは違う。
そんな感じのする一日だった。

学校も午前中に終わってしまうし 明日から長期の
休みに入るという事がウキウキとさせる一方で
最後の最後に渡される通信簿の不安と期待が
反対にドキドキとする不思議な一日だったのを
覚えている。

今 子供達の通っている小学校は二学期制。
始業式も終了式も午前で終わるという日はない。
式自体は通常の一日の1時間目にやる。後はまた
通常の授業に戻る。終了式も夏休みの一日前ではなく
前期終了という事で今日行われた。

三学期制を普通と思って小 中 高ときた自分には
毎度この二学期制がしっくりと来ない。
だから子供達が「通信簿」なるものを今日持ってきたので
「ああ そうか。二学期制は今日前期が終わったんだ」
毎度の戸惑いを覚える。

なんでも週休二日で減ってしまった授業確保の為らしいけど
あのドキドキとウキウキ感を知らないのは ちと今の
子供達には可哀想な気もする。

思えば「通信簿」なるものも様変わりだ。
数字で評価するものは一切無いし 自分の時より
簡素化というかシンプルになっている気もする。

一応こんな自分も親なので評価は評価で気にはなるが
この結果がながーいながーい この先の息子達の
何に繋がるかと思うと あまりしゃかりきの気持ちも
出てこない。まあ こういうところが母性無しだあ~と
毎度思うのだが・・・・

これから先 息子達は何度となく人からの評価を受けるだろう。
それは嫌でもついて回る。
時には紙切れ一枚。それが決め手となる事もある。

評価は良いにこした事はない。
試験と名のつくものは合格しなければ その先もない。
それでも机上の出来事だけで一生は送れない。
絶対安泰という絶対も怪しい時代へと突入しているし
最後の最後に残るのは 机上の知識でもなく
自分の周りを包んでいる外側でもなく タダの「自分」
こんなタダの「自分」を評価するのは相当難しい。
「これで終り」という到達点もないような気がする。

きっと自分も死ぬまで「これでいいのか」
そう思いそうである。

人は「一生勉強」と誰かが言っていたけど その通り
かもしれない・・・