あまちゃんの カタコト中文日記

中国・杭州がえりのライター助手、日々のいろいろ。

『成瀬は天下を取りに行く』追記

2023-09-05 | book
続きを読んでいる。本書は短編が6つ。
第1話「ありがとう西武大津店」、第2話「膳所から来ました」までは成瀬あかりと島崎、女子2人の話だったが。
第3話「階段は走らない」は男の子たちの話だ。

西武大津店の閉店をツイッターで知った主人公(すでに社会人)が地元の友人と誘い合わせ、久しぶりに西武大津店へ行く。

店に入ると、耳慣れた西武ライオンズの応援歌が流れている。閉店が発表されたからといって変わった様子はなく・・・」
ここ読んだだけで、かつて西武高槻に通っていたボスちゃんは、じーん...。どうやら肌感覚で覚えているらしい。
特に何度も繰り返し聴いたあの曲↓ は完全に脳内に刷り込まれたようだ。

西武ライオンズ球団歌『地平を駈ける獅子を見た
(さすが阿久悠作詞。これラッキーセブンに流してほしいな...)

第4話「線がつながる」をさっき読みおえた。
主人公ではないが、膳所高(ぜぜこう=たしか滋賀県随一の公立進学校)に入った成瀬が出てくる。志望校である東大のオープンキャンパスに行ったついでに池袋まで移動し、西武池袋店を見に行く成瀬とクラスメイトの大貫。

店に入ると、初めて来たはずなのに懐かしさを覚えた。西武大津店とはテナントも品揃えも全然違うのに、館内の空気が西武なのだ。成瀬は目に涙を浮かべている。ずいぶん大げさだと笑いたくなるが、わたしの胸にもこみあげるものがあって、うまく言葉が出てこない
中2の夏、「西武大津」を失った成瀬たち。高校に入り、東京で初めて「池袋西武」を見学し、懐かしさがこみあげる。
うん、わかるわかる・・・こっちももらい泣きするぜ〜とボスちゃん。

ありし日の西武大津が裏表紙。そういや昔、アネキがここで働いてたっけ…。

次の第5話は「レッツゴーミシガン」だって。もー、笑わしてくれるわ!と滋賀県民(元県民を含む)なら思うだろう。
そう、本書は滋賀県民、西武ファン(デパ&球団)、そして琵琶湖を愛する人にとっての必読書であ~る。

*ボス余談(昔も書いたはず)
高3の冬休み、生まれて初めてバイトしたのが西武高槻正面玄関入ってすぐの、ぶちっく「絵里奈」だった。黄金期だった西武ライオンズはそのシーズンも優勝。ある日の午後、西武高槻のイベント会場に東尾、森らスター選手が数名来場、サイン会がおこなわれた。どうにかバイトを抜け出して見に行きたかったが、初バイトでサボる勇気もなく、ぶちっくの店長にお願いする知恵も浮かばず、ヒジョーに悔しい思いをした。いまだ後悔の念が…(>知るかい!)
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