綾瀬市議・上田博之のあやせタウンWebニュース【ブログ版】

神奈川県綾瀬市政の動きを縦軸にしつつ、
横軸は四方八方に広がります。
綾瀬市会議員 上田博之(日本共産党)です。

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◆横須賀での殺人事件で起訴前に米兵の身柄引き渡し

2006年01月08日 | 平和○・憲法○・米軍基地×

 1月3日に横須賀で起きた在日米海軍の空母キティホークの上等水兵を日本側が逮捕した、と報道されました。このニュースで驚くのは、日本側が米兵を起訴前に「逮捕」できたのが“殺人事件では初めて”というところ。米軍が日本に駐留してからいったい何人の日本人が米兵に殺されたのでしょうか。ようやく世論の力でここまできたか、との感慨もありますが、依然、日米地位協定17条では、「公務外」であっても、米兵が基地の外で犯罪をおかしたとき、基地内に逃げ込めば、日本側が起訴するまでは米側が身柄を確保することを規定しています。
 1995年、沖縄での米兵による少女暴行事件で、こうした特権に国民の批判が噴出したことを思い出します。これをきっかけに日米両政府は、同条の「運用改善」で合意しました。しかし、その内容は、「殺人又は強姦(ごうかん)という凶悪な犯罪」に限り、日本側からの起訴前の身柄引き渡し要求に対し、米側が「好意的な考慮を払う」というもの。結局は、米側の判断任せなんですね。
 この合意以降、日本側は4件の米兵犯罪で、起訴前の身柄引き渡しを求めましたが、実際に米側から引き渡されたのは3件で、2002年11月に沖縄で起きた婦女暴行未遂事件では、日本側の要求を米側は拒否しています。
  これで日本は独立国と言えるのでしょうか?  小泉首相は、ブッシュ大統領の愛犬ポチだ、という声もありますが、こんな屈辱的な日米地位協定なのに、変える必要はないと言っているようなので、やはりポチだ、とうなずくしかないですね。

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