国鉄フライヤーズ

目指せカネ、ヒマ、若さ

食について、また

2009-09-17 01:00:00 | 食、グルメ
先週、野辺山でちょっと休養してきました。

高原野菜も9月を迎えるとそとそろ終わり。
農家の人はどうするのかと聞いてみたら、
働きたいのはやまやまだけれど職がないらしい。

地方は所得面ではやはりきついみたいですね。
ただ、ゆったりとして物価も安いし食事はうまい。
貧しいという感じは今回も受けなかった。

日本の農業従事者の数は1960年の1200万から200万人に減っている。
しかもこのうちの多くが片手間あるいは農地転売待ちの兼業。
しかし生産量はむしろ増えている。
生産性が6倍以上上がっているんですね。

このうち売上1億以上の大規模農家はわずか5000、0.25%で売り上げの15%を稼ぎ出す。
90%の兼業農家はわずか売上100万円。5%の貢献。
ここに補助金がばら撒かれ、自民党(田中派は今民主)を支える票になっていた。

ここを変えて専業農家、農場、農業法人が力を発揮できるようになれば、
食料問題は随分変わりそう。

日本の農業って結構すごいんですよ、って知らなかったけど。
主要先進国のなかではアメリカ(1600億ドル)に次ぐ2位(800億ドル)。
なんとフランス、ロシア更にはオーストラリアより断然多い。

でも自給率が低いのは人口が多すぎるのかな。
人口を減らそう!といっても自分が減るのはいやですが。
典型的な総論賛成、各論反対でした。

さて八ヶ岳はいよいよキノコのシーズン。初物のジゴボウ、いいですねえ。
カラマツ林でとれるのでカラマツダケとかカラマツナメコとかもいわれるらしい。
私はイグチと憶えていた。

ヌメヌメした触感で大根おろしでシンプルにとか味噌汁にいれるととても美味。

今回一番の御馳走は清里の知る人ぞ知る(知らなかった)お蕎麦屋さん、草五庵。
ご主人の関沢哲男さんはこだわりの人で店のインテリア、器、照明など凝りに凝っている。

イタリアンレストランを何件も持っておられるらしいがもともとは発電関係の
エンジニア。
ということで電気工事からご自分でされた。

ここのご主人自ら手打ちした蕎麦、うどんはまさに絶品。

3年ぶりにたまたま再会した大会社のオーナーMさん夫妻に夜、連れて行っていただいた。
おまかせ料理のアジとセンスの良さに感激。
カモ鍋はこのジゴボウとやはり八ヶ岳の赤葱。この葱は甘くて柔らかい逸品だった。
翌日の昼に再訪。

ぶっかけ蕎麦(うどん)1500円がいろいろな地の素材が入って最高。

日曜の朝高速が混む前に朝摘みのトウモロコシを仕入れて帰ってきた。
美味しい旅でした。




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