漢字で書くと「上前を撥ねる」となります。この「上前」は、もともとは「上米」と書き江戸時代、神社の領地を通過する際に寄進した年貢米の一部のことです。上米とは、容器に入った米の上の部分を取ることを「上米取り」と言ったことによります。
つまり通行税を指して「上米(うわまい)」といったのです。
大阪地方では「お前」を「おまい」と言うそうですが、「上米」の「まい」が「前」の「まい」と混同し、いつしか、「上前」となり仲介者がとる手数料の意となりました。そこに、「取る」という意の「はねる」を付し、上位者が取り次ぐべき代金の中から、一部を不正してかすめることを「上前をはねる」というようになったようです。「かすり(掠り)」ともいいます。
は・ねる【×撥ねる】
[動ナ下一][文]は・ぬ[ナ下二]《「跳ねる」と同語源》
1 とばし散らす。液体などをはじきとばす。「泥を―・ねる」「ワックスが水を―・ねる」
2 物や人をはじきとばす。「歩行者を車で―・ねる」
3 一定の基準に満たないものを選んで取り除く。検査などで不合格にする。「腐ったものを―・ねる」「面接試験で―・ねられる」
4 人の取り分の一部をかすめ取る。「もうけの上前を―・ねる」
5 拒絶する。断る。はねつける。「要求を―・ねる」
6 物の端を勢いよく上に向ける。文字の線などの先端を払い上げるようにする。「ぴんと―・ねた口ひげ」「筆順の最後に縦の棒を下ろして―・ねる」
大辞泉
「上前をはねる」と似た言葉に「ぴんはね」というのがあります。ピンハネ(ぴんはね、ピン撥ね)は、他人の利益の上前を搾取することで、ある特殊な社会の言葉です。
「ピン」はポルトガル語の「Pinta」を語源とする説。ちなみに「Pinta」は「10%(一割)の上前」の意味です。ピンをはねる、すなわち搾取するために「ピンハネ」と呼ばれる。賭博用語でも「1」を「ピン」と呼ぶそうです。
したっけ。
ほえ~
そうなんだぁ~
すっごくお勉強になりますぅ~
ありがとうございま~す。
いえいえ、何の役にも立ちませんが・・・。
したっけ。
上前とピンハネは、今も昔も変わらないですね。
おぬしも中々悪だの~いえいえ代官様ほどでは
アハハと財務省官僚のたくらみが見え隠れします。
う~ん^_^;
結局は国民が、庶民が、
頑張るしかないのでしょうか。
これから税金の負担がどんどん増えそうですね。
上前をはねる。いやな言葉です。
そういわれないような政治、期待しましょうか。
したっけ。
増税はやむおえないことだと認識しています。
ただ、使い道をはっきりと見える形にしていただきたいものです。
したっけ。
平城宮跡までの散歩は往復10㎞くらいです。
楽しいですヨ。
地方議員の知り合いも居ますが、上下関係とか結構似たところがあるようです。
10kmは遠いでしょう!
したっけ。