『其の逝く処を知らず』を読み終えました。
小説としては、面白みに欠けるし、あまり緊迫感もないのですが、歴史のドキュメントとしてはなかなかいい手法だと思います。
案外早く読みきることができました。
戦後60年、戦争体験者の数もだんだん減っていく時代に、是非多くの人に読んでおいていただきたい一冊だと思います。
大東亜共栄圏などと叫びつつ勝算無しに、やみくもに戦争へと突き進んでいった少なくない軍首脳人達がいた時代に、無謀な戦争には批判的でありながら、軍費調達の名の元『阿片』という物質を扱わされ、それを賎しい仕事と認識しつつも、日中の和平のためと、志を大きく持っていた『里見甫(さとみはじめ)』という人物がいたこと私としては心の中に留めておきたい。
小説としては、面白みに欠けるし、あまり緊迫感もないのですが、歴史のドキュメントとしてはなかなかいい手法だと思います。
案外早く読みきることができました。
戦後60年、戦争体験者の数もだんだん減っていく時代に、是非多くの人に読んでおいていただきたい一冊だと思います。
大東亜共栄圏などと叫びつつ勝算無しに、やみくもに戦争へと突き進んでいった少なくない軍首脳人達がいた時代に、無謀な戦争には批判的でありながら、軍費調達の名の元『阿片』という物質を扱わされ、それを賎しい仕事と認識しつつも、日中の和平のためと、志を大きく持っていた『里見甫(さとみはじめ)』という人物がいたこと私としては心の中に留めておきたい。