奈良での記事に戻ります。朱雀門を後にした一行は、大和西大寺駅に戻り、近鉄橿原線の西ノ京駅を目指します。ホームには吉野行きの特急が停まっていましたが、西ノ京などという小さな駅に特急など停まることは無いと思っていたのに、案内を見ていると西ノ京に停まるということが出ていたので急いで飛び乗りました。
駅に着くと確かに小さな駅で、訪れる予定の薬師寺や唐招提寺が無ければ、停まることも無いのでしょう。観光客が訪れる季節の土日祝だけ停まるのかも知れません。
拝観料800円を払い、伽藍に入ります。薬師寺の東塔である三重の塔が見えてきます。幾多の戦火に被災した薬師寺ですが、この東塔だけが白鳳文化の象徴として現存しています。
この三重の塔はよく見ると六重の塔に見えますが、大きな屋根の各下には裳階(もこし)が設けられているので六重に見えるのだそうです。勿論国宝です。
これは鎌倉時代に再建された東院堂。これも国宝、でも国宝の前にお手洗いの立て看板は似合わないように思えます。
東の回廊から見える三重の塔、西側には西塔が再建されていますが、キンピカ過ぎてこの東塔と比べると重厚さが感じられません。
9時半頃にこの薬師寺に着いた時には少なかった観光客も、10時を回るとだんだん増えてきました。これは金堂、これも裳階が付けられていて、2階建ての建物なのです。
金堂には国宝の薬師三尊像が安置されていますが、写真を撮ることが出来ません。
金堂を出ると正面に講堂があり、この写真で見える影は金堂のものです。屋根が写真に収まりきらないのは、庭が狭いのではなく、講堂が広すぎるのです。講堂が金堂より大きいのは古代の伽藍の様式であり、南都の仏教が教学を重んじたことを示しています。
本尊に弥勒三尊像が安置されていますが、これも写真を撮ることを禁じられています。パンフレットや出版物には禁止されているはずの写真が掲載されていますから、写真を撮ってはいけないことは無いのです。一般人が撮ってはいけないとするのは、もったいぶっているか、ただのケチなのか・・・?
一通り見て周り、白鳳伽藍外の玄奘三蔵院の方へ足を伸ばします。こちらの大唐西域壁画殿には、平山郁夫画伯の壁画が嵌め込まれています。一見する価値があると思うのですが、こちらも撮影禁止です。
平山郁夫の壁画は完成当時にも見に来たことがあったように思うのですが、見学は拝観料の内に納められていて自由なのですが、今回平城京遷都1300年記念に特別公開されている吉祥天女画像などは更に500円の拝観料が必要なので見ませんでした。
尚、平山郁夫の壁画公開は来年の1月5日までとなっていました。
駅に着くと確かに小さな駅で、訪れる予定の薬師寺や唐招提寺が無ければ、停まることも無いのでしょう。観光客が訪れる季節の土日祝だけ停まるのかも知れません。
拝観料800円を払い、伽藍に入ります。薬師寺の東塔である三重の塔が見えてきます。幾多の戦火に被災した薬師寺ですが、この東塔だけが白鳳文化の象徴として現存しています。
この三重の塔はよく見ると六重の塔に見えますが、大きな屋根の各下には裳階(もこし)が設けられているので六重に見えるのだそうです。勿論国宝です。
これは鎌倉時代に再建された東院堂。これも国宝、でも国宝の前にお手洗いの立て看板は似合わないように思えます。
東の回廊から見える三重の塔、西側には西塔が再建されていますが、キンピカ過ぎてこの東塔と比べると重厚さが感じられません。
9時半頃にこの薬師寺に着いた時には少なかった観光客も、10時を回るとだんだん増えてきました。これは金堂、これも裳階が付けられていて、2階建ての建物なのです。
金堂には国宝の薬師三尊像が安置されていますが、写真を撮ることが出来ません。
金堂を出ると正面に講堂があり、この写真で見える影は金堂のものです。屋根が写真に収まりきらないのは、庭が狭いのではなく、講堂が広すぎるのです。講堂が金堂より大きいのは古代の伽藍の様式であり、南都の仏教が教学を重んじたことを示しています。
本尊に弥勒三尊像が安置されていますが、これも写真を撮ることを禁じられています。パンフレットや出版物には禁止されているはずの写真が掲載されていますから、写真を撮ってはいけないことは無いのです。一般人が撮ってはいけないとするのは、もったいぶっているか、ただのケチなのか・・・?
一通り見て周り、白鳳伽藍外の玄奘三蔵院の方へ足を伸ばします。こちらの大唐西域壁画殿には、平山郁夫画伯の壁画が嵌め込まれています。一見する価値があると思うのですが、こちらも撮影禁止です。
平山郁夫の壁画は完成当時にも見に来たことがあったように思うのですが、見学は拝観料の内に納められていて自由なのですが、今回平城京遷都1300年記念に特別公開されている吉祥天女画像などは更に500円の拝観料が必要なので見ませんでした。
尚、平山郁夫の壁画公開は来年の1月5日までとなっていました。
平山郁夫の壁画は「なんだかなー」だったのですが、出口付近で感激で涙して私達に話しをして下さったご婦人がいて 引き返して見直したい気持ちでした。(あくまでも気持ち、時間が無いので・・)
当日も、お坊さんが修学旅行の学生に踏み台に上って説明なさってましたが 日焼けで色が浅黒かったのが 妙に印象的でした。