NHKの朝ドラ『あまちゃん』の放送が終了しました。最初は海の話だったので興味も有ってずっと見ていたら、次に次にと見てしまうようになり、だんだん面白く無くなって来たけどずっと見ていました。連ドラを見続ける人の心理ってこんなものなのでしょうが、見続けると言うことは時間の制限を受けることであって、朝のスタートが遅くなってしまうので、もう次の朝ドラからは見ないようにしようと思います。
だいたい串本に居ると連ドラの時間に役場からの放送が始まり、どちらも気になるし、どっちも聞こえないような状態になることを役場の人は知っているのか?8時なんて未だ役場の始業時間ではないのではないかと思っていましたが(これからはそんな心配も無いのでしょうが)、町役場はそんなことを腹立たしいと思っている町民が居ることを知っておくべきでしょう。役場が放送してやってるのだから、こっちを優先して聞けというのは上から目線であり、町民の生活を考えようとしない考え方であり、主権はどちらにあるのかと問うてみたいものです。町民も決して役場の放送を軽視しているのではなく、気にはかけているのです。町からの広報なども届かない我が家では、町政が何をしようとしているのかは、町内放送でしか確認できないのです。
今月は2週間前の17日に大阪を発ち、串本にやってきました。台風18号が串本町内で竜巻を引き起こし、田並、串本、旧古座町の西向で被害が発生した後の出発でした。田並での被害はよく見ていませんが、串本の街ではプロパンガスを充填して貰っている店のシャッターがめくれあがり、西向では古座大橋の手前の信号辺りの民家の屋根に被害が出ていました。
朝ドラを見てからという制約があり、この頃は大阪を発つ時間が遅くなっていました。今回も大阪を出たのが11時、所々寄ったりするので串本に着くのは3時を回ります。台風で船の被害はどうだったのか、港へ寄るには遅くはありませんが、翌朝行っても事態は変わらないだろうと思って家へ急いだのでした。
翌朝、いつもと同じように車で岸壁の上を走って行ったのですが、途中から道が塞がっているのが分かってきたのです。
車の回転場所の向こう側で船が道を塞いでしまっています。「ここから先は危険 入るな」という串本町設置の看板、そんなことを守らなければならないのなら、その先に繋留されている船まで行くことが出来ません。逆にこれより先に繋留してしまった船から降りた人も家に帰ることが出来ないではないですか。どうも串本町の設置する看板は姫の家の前の道といい、この看板といい生活実態に合わないことを書いていて私を困らせます。実際には守れないことを書いているのです。設置した職員にはそういう意識があるのか、これでは町の指示していることは守らなくてもいいことになってしまいます。せめて注意を喚起するような表現にすれば良いと思うのです。
これは前回元の岸壁に繋留した時に沈んでいたプレジャーボートですね。小さいボートかと思っていたのですが、引き揚げてみると大きな船です。沈んでいるのを見つけたのは先月のことですが、随分前から使ってないらしく、船底には貝がびっしり、スクリューにも貝が巻きついていて、これでは走れません。一度沈没しているのでもう使えないのでしょうが、いつまでここに置いておくつもりなのか、近寄ると悪臭も漂っているのです。これより先に留めてある船には大きなものを運ぶことが出来ません。誰が引き揚げたのか(町なのか、漁協なのか、船主なのか)を知る由もありませんが、こんな状態で放っておくなら、引き揚げなかった方がマシというものです。
台風18号の影響のせいか、風が強く、海水は緑色に濁っていて、波も少し高く、素人の私には独りでは到底船を出す気にはなれませんでした。この日台風19号も発生しましたが、日本国土には直接の影響が無かったものの、海は繋がっていますから、なかなか波も濁りも収まりません。その後先週末には20号が発生し、遠い海上にあるのに大きな波が打ち寄せてくるようになったのでした。