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随時随所楽しまざるなし

女将は凄い

2016-08-09 16:09:31 | Weblog

 こんにちは。

 まつ屋は鬼怒川温泉駅前です。5分ほどをゆっくり歩きました。まだ早い時間なのに、若い男性二人が少し先を、まつ屋に行きそうに歩いていました。まつ屋は女性客やカップルに人気の宿です。若い男二人が早々とチェックイン、不思議な気がしました。彼らに続いて、ほとんど同時にフロントに行きました。彼らはどうやら日帰り温泉のお客さん。鬼怒川温泉は日帰りの昼食とお風呂のサービスがある旅館やホテルが増えました。とても良いことだと思います。昔やっていたらなお良かったかもしれません。

 20年ほど前だったか、私たちが元気だったころ、温泉と山歩きで何回か鬼怒川に来たことがあります。バブルが破裂したころも、足利銀行が潰れたころだったかも。鬼怒川温泉は急にお客が減少し、潰れたホテルが多数ありました。1階のシャッターが下りた、さびれたホテルがいくつもありました。バブル客やゴルフ客の豪遊に依存していたからでしょう。

 鬼怒川温泉を支援する施策か、大変立派な日帰り温泉が公園駅の目の前にできました。物珍しいので私も一度行きました。でも松戸や柏の大型銭湯と楽しさはあまり変わらないように感じました。人が少ない露天風呂が広くて良かったのですが、昼食やお酒や休憩サービスがありませんでした。最近の都会型の温泉は商売熱心、いろいろな付加価値サービスがあります。公園駅前の公営温泉は勝負にならないでしょう。言わば箱モノ行政の弊害かも。どこの温泉にもこのような施設が増えました。私は行く気にはなりません。

 当時、まつ屋に立ち寄り、竹久夢二の絵のデザインがある絵ハガキや栞を買いました。子供がまだ学生でしたので、良い詩だと思って、詩が書いてあるお土産を買いに立ち寄っていたわけです。まつ屋は竹久夢二の作品を基にしたいろいろな商品を販売しています。エレベーターのドアーは大きな絵があります。これだけでも大変お金がかかったはず。

 その他、至るところに竹久夢二の作品がデザインされています。割りばし入れやメニューにも。このような大正ロマンに満ちているホテルだから女性客に人気なのでしょう。なお、相田みつをの作品もいろいろ販売していました。廊下にも作品が展示されています。竹久夢二と相田みつをについては後日改めて紹介したいと考えています。

 当時とお土産展示コーナーは変わっていないように感じました。でも、つるし雛のイベントをしていたので、立派なつるし雛がいくつか目立って飾ってありました。お雛様を見ながら、お茶と茶菓子のおもてなしを頂き、早々とチェックインしました。

 なお、色々なホテルで同じようにそれぞれにつるし雛を飾っていたようです。私たちが翌日昼食を頂いた大型ホテルの飾りも見ることができました。雛段付きのお雛様は流石に立派でした。今回、お雛様の調査ができてしまいました。

 部屋に入ってすぐに、まつ屋の女将が挨拶に部屋に来ました。彼女はすべてのお客様に挨拶に来るそうです。高齢になってもです。びっくりしました。若い時は美人と頭の良さで有名な女将さんだったはず。竹久夢二の関係者と、相田みつを本人が支援した、女将が誰かに惚れて誰かを支援した、しかも日光女将会の初代の会長さんです。彼女が築いた財産は全鬼怒川の財産でしょう。私の好みを言わしてもらえたら、竹久夢二ですが、好き嫌いは相性でしょう。

 まつ屋の女将の話は書ききれないほどあります。でもパクリは嫌い。ぜひ、皆さんも一度訪れてみてください。今日はここまでにします。

 

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2 コメント

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日光女将会の初代の会長さん (Sabu Q. D.Kaneda)
2022-05-26 12:42:16
受け売りですが、"First Penguin"は、大変です。
女将さん、ご苦労様です。
別件ですが、伊予の「道後温泉(漱石の坊ちゃん、赤シャツ、マドンナデ有名)の開発史」を見聞きしてもも素晴しい戦略を行っています。
ーLogistics(本土から船で運び、鉄道を敷いて、温泉まで移動させる)、
ー道後温泉の周りに、植物園、遊園地などを構築
ー温泉、宿泊設備などを①皇室専用の温泉施設、②一般人用の温泉を分離。
ー漱石・子規に因んで、「俳句」を投稿出来る「俳句箱」を設けて、講評を行った。
ー甘味処(道後饅頭、、)、酒場など地元の地産地消で、地元の活性化
ー足湯などの「癒やしどころ」を設けた。
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坊ちゃんと言われていたが (tsuguo-kodera)
2022-05-26 17:20:03
 コメントを色々ありがとうございます。
坊ちゃんは最高です。漱石は色々読みましたが。
 行きたかったのですが、妻の大病と愛犬のために四国も九州も温泉旅行は無理になりました。鬼怒川や伊豆、湯沢など近場で我慢しています。
 なお、千々岩先生は佐賀県出身。2等兵。大車輪が得意。ホフク前進の名人。全国大会の佐賀県代表だったようです。
 普通はすぐ中尉で軍艦など設計。でも兵器設計が嫌いで徴集されたそうです。上官ができた人で戦艦にも乗らず、国内で塹壕堀りだけで済んで命が助かったそうです。酔うと体操の話が好きでした。
 なおチジワミゲルの子孫。先生の弟さんから話を聞きました。皆さん優しい人でした。
 佐賀の温泉に定年後に行こうと思っていましたが、先生が身体を壊し、結局佐賀の温泉に行けませんでした。
 仕事で各地に行きましたが、アホは仕事ばかり。定年後は旅行を趣味と考えていたのですが、ダメでした。
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