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求むる所第一義
随時随所楽しまざるなし

恥が消えた恥の文化

2024-06-24 08:15:49 | Weblog

 おはようございます。

 自転車の逆走男は憂さ晴らしのために嫌がらせをしたいのか、恥を知りません。愛犬との散歩中、嫌味に接近するオートバイも歩行者もいます。幼児と手を繋がず歩く親が普通です。恥の観念が消えたのか。

 極貧生活時代が良かったか、貧乏家族が良かったか分かりませんが、私はマズローの欲求の5段階説が正しいと思っていました。恥を嫌う、菊と刀の日本人。経済が発展し豊かになり平均値のやや上に固執するZ世代が増えたのか。自殺や暴走の事件の原因に興味があります。

 看護が面倒と患者を殺す看護婦、お金を無心し祖父を殺す孫、歩行者天国で暴走する自死願望者、満員車内で人を刺したバッド野郎、心の病気です。心と犯罪の相関に興味を持ち、犯罪と自殺の研究を調べました。

『デュルケームは著書、社会分業論(1893年)と自殺論(1897年)において「アノミー」の概念を提示した。社会分業論においては、社会的分業において分化した機能を統合する相互作用を営まないために共通の規範が不十分な状態を示す。』今の日本もその通りです。

『自殺論においては、経済の危機や急成長などで人々の欲望が無制限に高まるとき、欲求と価値の攪乱状態が起こり、そこに起こる葛藤をアノミーとしている。自殺論においては自殺は次の4つの形態に分類される。

 自己本位的自殺
 集団本位的自殺
 アノミー的自殺
 宿命的自殺

 アメリカの政治学者、セバスティアン・デ・グレージアはデュルケームを継承し、アノミーを単純アノミーと急性アノミーに区別し、アノミーによる価値葛藤の類型化を行なった。

 アメリカの社会学者、ロバート・キング・マートンは、論文「社会構造とアノミー」において、文化的目標とそれを達成するための制度的手段にギャップが存在する場合にアノミーが生じるとした。この主張は「緊張理論」と呼ばれる。』

 『』の中はウィキのアノミーの説明の前文です。ベルギー、日本、モルモン教徒の自殺率が特に高いと言われています。経済、宗教、社会、規律が複雑に絡み合い、耐えられず、急性アノミー的自殺に至るのか。Z世代は欲求と価値の格差を嫌います。

 緊張が犯罪に結びつくなら、社会的欲求と現実とのギャップを日頃から自覚する暮らしを子供時代に個毎にできたら良いと思います。頑張ろう勝ち抜こうは逆効果です。恥をかき、まあ良いかと親、学校、教員に許される必要があり、随時随所楽しまざる無しの考え方に帰結すると思います。南無大師金剛遍照。

 恥をかき

 反省すれば

 まあ良いか

 今日はここまでにします。

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2 コメント

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欲求と価値の格差について (Sab Q D Kaneda)
2024-06-24 18:22:39
昔、幸福度について、年齢的な違いを調べたことがあります。
ー生まれた時は、幸福。
ー20歳代になると、実力以上の望むが強く、不満。
  幸福度最低。
ー年を取ると、望みが下がり・実力も落ちるので、「まあまあこんなものかなと幸福が最大となる。

尤も、人による差異はある。
返信する
良い話をありがとうございます (tsuguo-kodera)
2024-06-25 03:59:50
 コメントをありがとうございます。

 長生きする秘訣のように感じました。愛犬より長生きを願っています。(笑)
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