おはようございます。
2つ目の書式は分類体系式です。転職回数が多く、色々な業務を担当し、いくつかの職務を経験した人に適した書式です。
キャリアシートに書いた個々の業務を、業務分野や職種ごとに項目を設定し、成果の項目を設定し分類して体系化します。すると読み手に分かり易い経歴書になります。
業務のベテランやスペシャルな技能を伸ばすために仕事をしてきたような人に適した書式が分類体系式です。なお、転職本によっては、この構成をキャリ式と読んでいます。積み上げたキャリアを分かり易く分類したことを表したい命名でしょう。
この書式は仕事に対応しての成果が明確となります。従って、書いた本人がアピールポイントを絞りやすくなります。上からの指示や命令で、職場や業務が異動していても、意図的にキャリアを積み上げたように記載できます。評価者も一目で貴方の強みを理解し易くなります。
特に、情報関係の開発業務や企画業務を担当した人は、ソフトウェアのプロを上品に表現できます。企画業務なら、商品でも事業でも適した表現かもしれません。しかも、この表現自体が論理的な思考能力を自然と誇示できます。上級のSEや新規事業の企画を目指す人は挑戦してください。
しかし、時間的な全体の経緯や流れが不鮮明になりがちです。誤記が増え、履歴書と矛盾する表現になる可能性が増えてしまうのが欠点です。貴方も面接官もです。面接では矛盾のありそうな点を突いて質問されます。陽に矛盾が無くても分かりにくい異動があると厳しい質問があるかもしれません。
ですから分類体系式は普通の若い人や、結婚生活で一時退職していた女性に、私は勧めたくありません。3ページ以内に収まるなら、すでに説明した時系列式の書式をお勧めしています。
今日はここまでにします。