おはようございます。
サンプルの小論の先頭に置く1段落目と最後に置く4段落目ができた段階です。間の2つの段落は時系列で思いつくまま、指定された文字数の8割程度を書けば済みます。文字数に厳しい、少ない制限がある小論は難しいのです。作文手法では文才が必要です。でも、私の手法なら簡単です。例えば400字以下の制限があれば、2つの段落を100字ずつで書けば良いし、1500字の制限なら、それぞれ600字で書きましょう。書きなぐれば済むでしょう。
会社員は上から下まで多忙です。学校人とは違います。採用用なら500字以下の書類が普通、長い志望動機などありません。三流大学の入学志望用は知りませんが。なお、会社のレポートならもっと文字数が少なくないと読んでももらえません。そのまま捨てられてしまうでしょう。
以下にできた部分と、間に置きたい下書きを記載します。なお、各部分の完成後に4項目の箇条書きは削除し、一つの正式な件名に置き換え、一つのまとまった文章に仕上げます。文字数はそこで調整すれば良いのです。
・首になった努力の人、専門指導員
「中村洋四郎、元富士通のシステム開発担当取締役は挑戦と努力と結果の人でした。そのような人が鈴木氏をほっておくことはなかったはずです。監修して頂いた我々の新刊本が間に合わず、お亡くなりになったのは残念でした。」
・UNIX40年研究の大学准教授に新刊を紹介
「UNIXは凡そ15年、その他25年近く、研究から営業まで担当した私が、挑戦し続けている鈴木氏の、教育関係の仕事をさせて頂いているのは宿命でしょう。彼のために、また世のため、人のために、最後のひと花を咲かせたいと思っています。」
①アプリの天才、故中村洋四郎氏を尊敬
2段落目のこの主題は中村さんの業績を書きます。今回は400字以下、全体で1000字にします。800字から千字が一番簡単な小論です。何でも良いのです。どうせ真面目に試験官は読みません。思いつくままに書きなぐりましょう。中村さんは凄い人ですから業績だけでも書き始めたら大変、逸話を書けば簡単です。
「富士通を就職する第一候補にしていた修士課程2年生の初夏のころ、4人の同級生と一緒に富士通川崎工場見学をしに行きました。各部門の先輩の方々や複数の部門の管理者と面談できました。4人全員が就職を希望して内々定を頂いていました。他の人は修論も富士通と共同研究していました。一方私は修論で日立と東芝にお世話になり、東芝を第一志望に変えました。中村さんに初めてであったのは断りに行った日、確か3月28日でした。人事採用担当者に紹介されました。中村課長は新しいアプリケーション開発を全て担当していました。起こり得る商談のアプリケーションソフトの開発をする部隊の責任者でした。素晴らしいプレゼンをしてくれました。企業全体の情報管理システム、ERPのようなものでした。話の論旨、面白さ、漠然と考えていた情報システムによる組織マネージメント論のように聞けました。私は中村さんの部下となり、会社の情報管理システムを担当したいと思い、東芝を辞めて富士通に入社しました。なお、私は富士通退社後も中村さんとお付き合いをさせて頂きました。中村さんはプレゼンは全て即興の創作だったと笑って言っていました。」
ここで時間も文字数も予定をオーバーしました。上記の段落の校正と、下の3段落目の作成と校正は明日にさせてください。主夫は犬の散歩が忙しいから。陽が昇ると暑くて愛犬が可哀想。
②本を中村洋四郎師匠と一緒に出版した
今日はここまでにします。
四項目箇条書きでa1~a4まで項目立てをしたと仮定します。
>間の2つの段落は時系列で思いつくまま、指定された文字数の8割程度を書けば済みます。
>例えば400字以下の制限があれば、2つの段落を100字ずつで書けば良いし、1500字の制限なら、それぞれ600字で書きましょう。書きなぐれば済むでしょう。
400字の制限なら二つの段落それぞれに100字とすると、200字で8割ではなくて5割です。この場合は4つの段落ともに同じ字数で均等割り付けとなります。
a1:100字
a2:100字
a3:100字
a4:100字
後段でもう一つ例を出されていますが、こちらは不均等割付です。1500字なら、8割は1200字ですからそれぞれ600字というのは計算が合います。この場合はa1とa4それぞれに150字という不均等な割り当てになります。
a1:150字
a2:600字
a3:600字
a4:150字
優先順位の高いa1とa4は字数を1/4にコンパクトに処理して、インパクトを強めるというのがkoderaさんの手法と理解してよいのでしょうか。
小論構成を四項目に分解することで、書きやすくなることは慥かなことです。
均等割り付けでも不均等割付でも、小論の目的に応じて使い分けたらよいというふうにわたしは読みました。
こういう読み方でよろしいのでしょうか?
koderaさんは「会社の情報管理システムを担当したいと思い」富士通へ入社したのですね。ERPシステムは需要が大きい(=売上金額が大きい)と目されていた分野だったのでしょう。それが何であるのかが定義できなかった。
実務の方で会計情報システムを核にしてERPシステムが進んでいきました。現場中心で、メーカ中心の開発テーマとはなりえなかったとうのが、ユーザ側で、利益思考の原価計算システムを含めた統合経営システムを開発してきた私の意見です。
業種ごとにシステムの内容が異なりますから、ハードウェアメーカが汎用パッケージを作りうる分野ではありませんでした。
中間の2段落はだらだら好きな文字数で書けばいいのです。エピソードで十分です。
大学入試なら、小または中学校のエピソード1段落、高校のエピソード1段落書くならアホな生徒さんもすぐに書けるようになるでしょう。
先頭の百字以下が勝負、特に会社のレポートや提案書はそれだけです。2段落目から省略し、5W1Hを上手く箇条書きにするのが中村師匠に認められた私の手。
日本語の文才がないから作りあげた手法でした。でも慣れたらこれこそイメージ思考による創造性の開発へ、さらに創造性の発揮につながるのだと分かりました。
ヒントはアメリカの企画手法でしたが、すべて私のオリジナルでした。私の全く売れなかった本、新規事業企画の成功学を読むとエビス先生ならお分かりいただけるでしょう。
本文で何時か詳しく説明したいと思っています。
なお、ERPに関するご意見、その通りだと今は後悔しています。中村さんはロボットやロケットや有限要素法の方に市場があると当時は思ったのかも。いいえ富士通の某元天皇と言われた会長さんのご意見を尊重したのかも。岩井さんはそうでした。
私はこの天皇が専務時代に辞表を、彼の部下の常務にたたきつけました。富士通の銀行端末を開発した優れものでした。銀行システムの秋草某後の社長は中村さんが病気になったから出世した人でしょう。
常務はバンズインチョウベイだね、と言ってくれたのは私の救いでした。でも私は彼の部下だった岩井さんの依頼を無視してシャープへ転社しました。後押しをしてくれた上の人はいました。
逆に辞めたいなら、さらし者にすると脅かした上司もいましたが。人は分からないと悟りました。
でも岩井さんにも中村さんにも、5年以上経って謝りに言ったら、女子大の教科書を書いて、好きな講師をできたのだから本当に良かったと二人は言ってくれました。
その教科書が今の新刊本のもとなのです。また涙が出てきました。