
樫の実
「樫の実の落ちて駈け寄る鶏三羽」 村上 鬼城
(花の歳時記より)
昨日の朝
いつも戸口で
「ミャーミャーお腹が空いたよ~ご飯まだ~」と
鳴いているヤマト君なのに
なぜか今日は鳴き声が聞こえない。

戸を開けると
庭の方で「ミャ~」と鳴き声がする。
直ぐにこちらに飛んでくるかと思ったけれど
なぜか動こうとしない。

キャットフードを容器に入れると
やっと寄ってきて食べ始めた。
午後になって嫌な予感がして
庭を徘徊しながら、
ヤマト君が朝方いた場所に行くと
案の定、野ウサギの半身が横たわっていました。
久方振りに大物を仕留めたようです。
仕留めても食の進まない獲物は
これ見よがしに戸口のマットの上に置くのに・・・・・
以前もそうでしたが
野ウサギは誰にも見つからないように
私が積んだレンガの裏側に
隠しています。
一人(一匹)で美味しいものは
じっくりと味わう派のようです。
それで
夕食の時間になっても
ヤマト君は来ません。
庭のレンガの裏を見に行くと
そこには
野ウサギの耳だか尻尾だかの
毛の塊があるだけになっていました。
な!なんと!
ヤマト君、あんた一日で完食してしまったん?
そりゃあ夕食は食べられんわなあ
「ヤ~マ~ト~」と
呼びながら車庫の方に行くと
山の方から出て来ました。

「ヤマト君あんた、野ウサギを完食したん?
そりゃ食べ過ぎと言うもんでしょう?」
と言いながら
ヤマト君のお腹をさすると
案の定、パンパンに張っています。

「もう~豚ねこヤマトになっても知らないからね!」

「ニャ~食欲は押さえられニャー」
「それに旨い物は宵に食えと言うだニャー」
「それなら最近はどうして庭のモグラを捕らないの?」
「そのぅーモグラは不味くて食べられたものじゃないんだニャー」
「おいらの好物は野ウサギとネズミと鳥だニャー」
・
・
・
・
「うーんもうお願いだからモグラを捕ってよ!」

最近は庭中、こんな調子で
土が掘り返されてもこもこ状態になっています。

永い間咲いている
サルビア・ブラック&ブルーム

お気に入りの忘れな草シノグロッサム

ランタナの実
色づいてブドウ色になっている物もあります。

パープルファウンテングラス
赤いリーフで庭のアクセントになっています。
ついに完成しました。

お孫ちゃんのベスト
余り毛糸で作ったので部屋着にして欲しいな。
似合うかな?
着てくれるかな?
今日も来てくださってありがとうございます。