白杖のトライリンガル

難聴だけじゃない?網膜色素変性症を併せ持つアッシャー症候群の息子達の日常を母の目からつづります。

トライリンガルを諦めるな!

2006-07-05 14:20:31 | その他
マー君の日本語は手話や英語に比べてすごく遅れている。
まぁ仕方ない。
一日中英語の中にいるわけだし、私と接する時間も少ない。
土曜日や日曜日は、マー君が補聴器をつけたがらないから、ついつい補聴器なしですごしてしまう。
補聴器をつけなければ、マー君の聴力はスピーチバナナにかすってもいないんだから、私が話す日本語を聞き取れているはずがない。

トライリンガルの夢が遠のいていくわ。
っと思っていた矢先、日本からお友達がやってきた。
マー君より3ヶ月年下のみーたんも一緒☆

このご家族は、ご主人の仕事の関係で数年間バークレーに住んでいて、その間ずいぶん仲良くしてもらっていた。
みーたんはマー君と同じ病院で生まれたんだよね。

おもちゃをあるだけ引っ張り出して遊ぶお二人。
時々おもちゃの取り合いになるものの、こんなに仲良く同じ年頃の子と遊ぶマー君を見たのは初めてかもしれない。

近寄ってみると、おやおやぁー、マー君一生懸命知っている日本語を使ってるぅー。
す、すごい!
みーたんがマー君に日本語を教える場面もたびたび。
それを繰り返して言おうとしているマー君がいる。

いつもはね、私が話すことは理解するのだけど、自分ではほとんど日本語を言わないの。
無理やり言わせれば、繰り返さないわけでもないけれど、自分から使うことなんてほとんどない。
それが、みーたんと一緒だと、知っている言葉を(発音はめちゃくちゃだけど)一生懸命使おうとしているではありませんか。

ママ感動!

そういえばお隣のくみさんが言ってたなぁ、ちょっと日本に行くとまやちゃんの日本語がグンっと伸びるって。
その意味がわかる気がする。
こうやって子供って言葉を覚えるんだ。
親から習うだけじゃないんだわ!

子供は環境さえ整えば、自然に言葉を覚えるのよ。
親がむりやり繰り返して言わせてもダメよ。
よし、日本に行こう。
トライリンガルの夢、まだまだ諦めないわよ!



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