白杖のトライリンガル

難聴だけじゃない?網膜色素変性症を併せ持つアッシャー症候群の息子達の日常を母の目からつづります。

目が見えなくてもできるスポーツ

2018-08-10 12:49:36 | RP
長男は小学生のころテニスをしていた。

何歳になっても楽しめるようにと、私もせっせとお金をつぎ込んで、テニスクラスに入れていた。

でも・・・
目の病気のことを知ってからは、気が進まない。

そのうちに、ボールなんて見えなくなる。

初めからできなければ、そのスポーツをしたいとは思わない。
でも、ある程度上手になってできなくなると、できないことを辛く感じる。

できないほうがいい。

そんな風に考えるようになってしまった。


それからというもの、目が悪くてもできそうなスポーツを探してきた。


水泳を勧めたものの、本人はあまり乗り気ではない。

アーチェリーもやってみた。
広い視野は必要ないかなと思って。
でも、そのうち的も見えなくなるのかもという気持ちがつきまとう。

何かないか?


そんな時、高校から送られてくるEメールに面白いものを見つけた。

「ボート部です。興味がある方、夏休みに一緒に練習しませんか?」

ボート⁉
これだ!これなら目が悪くてもできる!
見つけた!
見つけた!

どうせ後ろ向きに乗るんでしょ。
座って漕ぐんでしょ。
いいじゃん、いいじゃん、できるよきっと。

目が見えなくなると、引きこもる人が多いらしい。
長男にはそうなってほしくない。
人生を通して楽しめるスポーツがあれば、どんなにいいことか。
それに高校時代、部活をやらないなんてつまんない。
汗と涙の青春を謳歌してほしい。
目がハンディーにならず、同じ条件でみんなとできるスポーツ。

よし、長男にすすめてみよう。







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